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招待1 ページ34

ガチャ!



突然ノックもなくドアが開き、銀髪でサングラスを掛けた青年が入って来た。



黒いロングコートに身を包んだ彼は、私の方を向いた。



「アイズ……!!」



何でここに!?


私は彼に、何の連絡もしていない。

だから、ここに私がいることを分かるわけはないのだ。


なのに、どうして……


まさか!


考えたくはないけれど、清隆の差し金で……



アイズはドアを閉めて、ゆっくりと私の元にへと歩いて来る。



叔父さんやコナン君、赤井さんの視線にも気にせず、一心に私の元に歩いて来た。




「A、話がある。」



そう言って、彼はサングラスを取ると、コートの胸ポケにしまった。


彼の青い瞳が、私を捉えて離さなかった。



それが今はとてつもなく怖い。


きっとアイズを通して、清隆に見られているような気分だった。


彼は全てを知ることの出来る絶対的な神なのだから。




「話……?」



自分でも思う。

声が震えていることに。


それだけ緊張感と、清隆に対する恐怖に似た感覚があるのかもしれない。



それにしても話しとは何だろう。


会って話すとなると、重要事項であることは分かるけど。



「体調はどうだ。

病人を立たせるつもりはない。

座ってくれないか?」



そう言われて、私はベッドに座る。




「別に怪我も何も。

いつもの発作だから。

で、話って何?」



座ったおかげか、少し落ち着くことが出来た私は、アイズを見上げた。


彼は一瞬、その視線をコナン君にへと向けた。



えっ?


何でコナン君?



そしてまた私に視線を戻したのだった。

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作者名: | 作成日時:2018年5月11日 20時

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