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駄目な娘 ページ8

「毎日私に言われる前に出来るようにしなさい。」




リビングのテーブルに置かれた料理を目の前に、Aは椅子から身を乗り出して、目をキラキラと輝かせた。






「おおっ!

待ってました!!

私が片付けていた短時間でこのクォリティ!!




ビーフストロガノフ!!

流石パパ!!」




Aの視線はビーフストロガノフに一直線。







「私の話しを聞いているかい?」




學峯の声掛けにAは聞いてない様子。





「ねぇパパ、食べてもいい?

お腹空いたー!」




目をキラと輝かせてアピール。


本日2回目。






「はあ……


待っていなさい、あれも呼んで来るから。」





學峯が出て行ったのを確認し、A速攻で、ソファにダイブ!!







「はあ〜落ち着く。


パパとお兄ちゃんが来るまで……



ムニャ、何か眠くなってきたよ……」








それから数分して




すぴー




「ムニャムニャ……」






學峯と学秀は、ソファで眠るAを見る。






學峯はすぐさま、椅子に座ると、食事を食べ始めた。






「いいんですか、Aを起こさなくても。」





「後で起きるだろう。」






学秀もまた椅子に座り、食事を始めた。







「ん……つばさキュン……」






ピクッ




食事をしていた二人の手が一瞬止まる。







だがそれは数秒のことで、二人は無言で食事を再開した。







(翼って誰だ?)




この時だけは学秀と學峯も同じことを考えていた様だった。

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(プロフ) - ちくわさん» コメントありがとうございます。嬉しいお言葉を下さり、励みになります。悪の大罪シリーズについてですが、実は知らなくて、すいません……。「悪の娘』とかがあると名前だけは聞いたことがありますが、分からないです。おススメ作品ですか? (2018年6月1日 21時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ - 面白いです! 悪ノ大罪シリーズとか知ってたりしますか? (2018年6月1日 17時) (レス) id: ae2f86a54b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年2月18日 8時

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