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番外編2 ページ42

次の日


私はソファで寝ていた。



「あー、眠い。

お腹も痛い……」



オールって大変かも。

でも、夜のゾンビハザードは、リアリティがあって楽しかった。



「ううっ……」



お腹がきゅうと痛くなり、腰に鈍痛を感じる。



ゲームをして、気を紛らわしてはいたけど、やっぱり辛いな……



とりあえず、もう一眠りしよう。


自分の部屋から持ってきたタオルケットを頭まで被り、私は目を閉じた。




パサッ




「えっ!」


「学校に行く準備は?」




目の前には、仁王立ちのお兄ちゃんがいた。


タオルケットを持ち、私を見下ろしている。




「A、今日は学校休むから……」



「はっ?」




「今日オールだったし、体調も悪いし……

だからお休み。」



私はお兄ちゃんからタオルケットを奪い返すと、ソファに横になる。




「A!」



ガバッ


タオルケットをまたしても奪われた私は、ソファの上で抗議する。



「やだあっ、行きたくないもん!」



そこへ、パパがやって来た。




「何をしているんだい?」




私とお兄ちゃんを交互に見て、聞いて来たパパ。



私はソファから立ち上がると、パパの元へ向かう。



「パパ、お兄ちゃんが学校に行けってしつこいの!

A、今日は体調が悪いから休みたいのに……

なんとかしといて!」



そう伝えて、私はリビングを後にしようと、歩く。


だが



「いっ……」



私はお腹を抑えて蹲る。



「「A!」」


パパとお兄ちゃんの心配する声が聞こえた。

名前、呼んでくれた。


けど、頭がぼうっとする。


それに、視界がなんか真っ白に



ドサッ



私はそのまま意識を手放した。




_______________________________________





「ん………」



目が覚めた私は周りを見渡す。


いつの間に、自分の部屋に戻って来たのだろうか。



分からない。


それにしても




頭が重い。


それにお腹が痛い……




でも、喉乾いたな。



私は気怠い体を起こした。





何か飲もうとリビングに向かっていた私は、階段の途中で蹲っていた。




寒い……


体が冷えて来た。



お腹も相変わらず痛くて、腰も鈍い痛みを感じる。




そう言えば、あまり時間は気にしてなかったけど、もう学校って始まってるよね。




ということは、オサボリ成功!



「うっ……痛い……」



嬉しいけど、これさえなければなぁ〜


私は項垂れる。




はあ……2日目は辛い。

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(プロフ) - ちくわさん» コメントありがとうございます。嬉しいお言葉を下さり、励みになります。悪の大罪シリーズについてですが、実は知らなくて、すいません……。「悪の娘』とかがあると名前だけは聞いたことがありますが、分からないです。おススメ作品ですか? (2018年6月1日 21時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ - 面白いです! 悪ノ大罪シリーズとか知ってたりしますか? (2018年6月1日 17時) (レス) id: ae2f86a54b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年2月18日 8時

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