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駄目妹と父親 ページ26

書斎





ガチャ!






「パパぁっ!!」





書斎の扉を開けて、勢い付けてダイブ!!



椅子に座るパパのお膝に見事着地。



私は両手を広げて着地の決めポーズを取った。





「A………」




そして私を見下ろすパパと目が合う。





パパは私を見て、目を見開いていた。



どうやら、驚いているらしい。






「ねえねえ、どう?


かわいい?


ハムスターガウンのおニューだよ!!」





「…………」


暫し無言のパパと目が合う。



そして




ひょいっ




私の体は両手で抱っこされました。




「へっ?


おろしてぇぇぇぇ!!」




両手両足をバタバタ






「何で小さくなってるんだ?」






パパの質問に、私はニヤリと笑う。






「パパは分かってないね〜。

このハムスターガウンのおかげだもん!」






えっへん。


胸を叩いてアピール。




って、そんなことじゃなくて






「パパ!


一緒にあそぼーよ!!」






この姿でおねだり大作戦!





パパのことだ、きっと小さな子供には弱いだろうと踏んで、私は来ていた。




「遊ぶ?


生憎、私には仕事が……」





私の体を膝の上に下ろしたパパは、私の頭を撫でる。




やはり、推測は当たった。


この体だと、いつもと違ってちょっと優しい?






「え〜〜〜


そうなの。

A、パパと遊びたかったのに……」






ほっぺを膨らませて抗議をすれば、パパは




苦笑いを浮かべる。




「仕方ないね。

後で、ちょっとだけだよ。」




「わぁぁぁぁぁぁい!!


やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!



パパだぁーいすき!!」






パパの体にぎゅっと抱きつけば、私の背中を撫でてくれた。







A、こーいうのが欲しかったんだ。




うまるお姉ちゃん、ありがとう!!

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(プロフ) - ちくわさん» コメントありがとうございます。嬉しいお言葉を下さり、励みになります。悪の大罪シリーズについてですが、実は知らなくて、すいません……。「悪の娘』とかがあると名前だけは聞いたことがありますが、分からないです。おススメ作品ですか? (2018年6月1日 21時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ - 面白いです! 悪ノ大罪シリーズとか知ってたりしますか? (2018年6月1日 17時) (レス) id: ae2f86a54b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年2月18日 8時

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