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妹と兄 ページ25

浅野家




「ただ今……」




「A!!」




「うわっ!?」






リビングに入ると、目が合ったお兄ちゃんにいきなり抱きしめられました。




突然だからびっくりしたよ。




「お兄ちゃん……」



「心配したんだからな。」



「うん、ごめんなさい……」






そう伝えれば、お兄ちゃんは私のおでこに手を持ってきて。




パチン!





「いたあっ!!」




デコピンをされました。




痛いよぉぉぉぉぉぉ!!






「今度から家出をする時はせめて行き先を知らせてから行ってくれないか。


あと、携帯も持って行かないと、困る。」





「う、うん……」




なんか、おかんみたい。



そして、パパがリビングに入って来ると、お兄ちゃんは私から離れた。






「Aを迎えに行っていたんですね。」



「連絡があったからね。」




パパは私の元へやって来ると、私に紙袋を渡してくれた。





「ありがと、荷物……」



特に何も返事はなかったけど、パパは私の頭を撫でて、リビングから出て行った。





お兄ちゃんがいるからかな。





そんなこんなで、私は紙袋を開ける。





中身は何だろう。





「何か買ったのか?」





お兄ちゃんも興味津々のようだった。







「こ、これは…………!!?」




紙袋に入っていたのは、新品のハムスターフード付きガウン。





うまるお姉ちゃんとお揃いだぁぁぁ!!!






私は嬉しくて、早速包みからガウンを取り出し装置する。






「わぁぁぁぁ!!


これ、気になってたんだよね……」





「カエルの次は、何だこれは?

熊か?」





「違うよ、お兄ちゃん!!

これはクマじゃないもん!


ハムスターだもん!」






うへへ


これが着れるってことは……





私は目を閉じる。




ひゅぱぁぁん!!






「えっ!!?」




隣いたお兄ちゃんは私を見て目が点になっていた。




まあ、無理もない。






「Aきかぁぁぁぁぁん!!!」




だって、身長140センチでミニサイズになっているのだから。

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(プロフ) - ちくわさん» コメントありがとうございます。嬉しいお言葉を下さり、励みになります。悪の大罪シリーズについてですが、実は知らなくて、すいません……。「悪の娘』とかがあると名前だけは聞いたことがありますが、分からないです。おススメ作品ですか? (2018年6月1日 21時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ - 面白いです! 悪ノ大罪シリーズとか知ってたりしますか? (2018年6月1日 17時) (レス) id: ae2f86a54b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年2月18日 8時

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