出来妹×駄目妹！【暗殺教室】

娘と父親 ページ24

「タイヘイさん、うまるお姉ちゃんありがとう。」



「気を付けてね。

また、うまると遊んでくれ。」




「Aちゃん、お土産！」




唐突にうまるお姉ちゃんから渡されたたのは大きな紙袋。




紙袋は閉じられていて、中は分からない。






「お家に帰ってからのお楽しみね。」



うまるお姉ちゃんはそう言って笑った。




「ありがと、うまるお姉ちゃん！！」



「また来てね。」




「うん！」



「色々とありがとうございました。」




パパもまた二人に頭を下げていた。



こんな姿中々見られないから、イイけどね。





うまるお姉ちゃん達と別れて、私達は駅に向かう。





「ねえ、パパ。」




「何だい？」



「手繋ごっ！！」




「えっ？」



「パパは嫌？」




そう聞けば、こっちを向いたパパは、私の頭を撫でる。




「今日だけだよ。」




そう言って私に手を差し出してくれた。



私はその手を握る。




「今日だけなのはショックだけど、Aね、嬉しいよ！！」



「はいはい。」





パパは私の歩幅に合わせて歩いてくれた。





手と手を繋ぐなんて、中々ないから、嬉しかったなぁ。






「ねぇ、見てあの子……

凄く可愛い。」




「美人だね、モデルさんかな？」




「隣にいる人もイケメンだけど、一緒にいる女の子も超カワイイ！！」






そんな事を話されているとはつゆ知らず、二人は手を繋いで家に帰った。

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