パパは人間じゃない【暗殺教室】３ (ページ48)

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家族ページ48

学秀side

男が帰ってから、僕は父と向かい合わせに座り、リビングにいた。

「あの人がここで暮らすんですか？」

「ああ、そうだよ。」

父から持ちかけられた話しは、あの男がここで暮らすことだった。

「何か理由があるんですか？」

そう聞けば、父は曖昧に笑う。

「そうだね、まあ色々とあってね。

ああ因みに、彼はAちゃんのお父さんなんだ。」

「えっ？」

驚きの事実を知らされ、僕は目が点になる。

以前うちに泊まりに来た女の子。

何かと父が気にしていた子だ。

「だから必然的に、彼女も一緒ここで暮らすことになるわけだから、仲良くしてあげてくれ。」

「はあ…………」

あの人が、Aちゃんの父親……

浅野葫蘆八……

父は殺せんせーと呼んでいたが、先生と言うことは、父と同じく学校の先生でもしているのだろうか。

だが、何で赤羽から僕の噂を……

ん？

赤羽……

殺せんせー……

まさかっ！！！

思い浮かぶのは、世界を騒がせた月を爆破させた超生物。

「父さん、あの方は……」

「また彼が来たら、詳しい話しを君にするよ。

それまでは、この事は誰にも口外しないように。

色々と訳ありの人でね。」

「分かりました。」

「彼には、色々とお世話になったからね。」

「以外ですね、貴方がそんなことを……」

「これからうちは賑やかになるよ。」

「でしょうね……」

殺せんせー

あのE組を飛躍的に向上させた担任か……

これから始まる生活が楽しみだな。