パパは人間じゃない【暗殺教室】３ (ページ34)

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デートページ34

「これで満足かい？」

「ぜ……全然満足じゃないもん／／／」

「顔を真っ赤にさせて言われてもね。」

優しく頭を撫でられたけど、なんかあやされているようだった。

「もう、子供扱いしないで！！」

「まだ君は子供だろう。」

「………………子供じゃないもん……」

「はいはい。

とりあえず、どこか行こうか。」

學峯さんに促されて、私は車の中に入った。

もちろん座る場所は助手席。

運転席に座る學峯さんの腕に抱きつくと、胸を押し付ける。

イリーナお姉ちゃんが教えてくれた戦術は役に立つね。

「離れなさい。」

「いいでしょ、くっついてても！！」

「運転出来ない。」

「學峯さんなら、大丈夫でしょ。」

さらに胸を押し付けると、強い力で引き離された。

「運転中に抱きついたたら、デートしないよ。」

その一言に渋々納得して、運転中は良い子にすることにした。

それから着いた先は綺麗な公園だった。

ここは桜の名所のような所だけど、まだ今の季節では桜は咲いていない。

園内を歩いていた私は、前を歩く學峯さんを見る。

何でデートなんてオッケーしてくれたんだろう。

きっとお堅い學峯さんだから、絶対駄目だと思ってたのに。

未来では散々拒否されたし←

何がいけなかったのかな……

デートに出掛けるからって履いて行く下着を毎回見せに行ったからかな。

でも、喜んでくれるって思ったんだけど……

それとも、デートで使うかもっでゴムを學峯さんの書斎の机に置いておいたからかな。

だって、イリーナお姉ちゃんが渡しなさいって言ってたし……

それともそれとも……枕元にエロ本を置いておいたからかな。

まあ、さすがにちょっとやり過ぎたとは思ったけど……

はあ…………

まあ今となっては、デートを拒否された理由なんて考えても分からないや←

どん！！

「うわあっ！！」

考えごとをしていれば、目の前の何かにぶつかった。

「全く、話し掛けているのに、ずっと無視かな。」

顔を上げると不機嫌な學峯さんと目が合った。

「ごめんなさい……」

「何を考えていたんだい？」

「えっ？

その……未来で何で學峯さんにデートを拒否されたのかなって考えてたの。

今の學峯さんはデートしてくれてるでしょ。」

私は今まで考えていたことを學峯さんに伝えてみることにした。