パパは人間じゃない【暗殺教室】３ (ページ28)

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思いページ28

カルマお兄ちゃんの家にやって来た私達は、みんなで協力して、パパをベッドに運びました。

「パパ……」

私はパパの手を握り、ずっと側に座ってじっとパパのことを見ていました。

パパ、Aね、いっぱいパパとお話ししたいよ。

それに、パパにちゃんと謝りたい。

パパ、ごめんなさい。

A、パパを守るって思ってたのに……

「ちょっと寝た方がいいわよ。」

イリーナお姉ちゃんは、私の体に毛布をかけてくれた。

「ありがとう、イリーナお姉ちゃん……」

ん、何だがか眠くなってきたな。

パパ、早く目を覚ましてね。

私はそのまま目を閉じた。

クロside

「カルマ君ありがとうございました。」

「大したことしてないよ～

にしても、驚いた。

まさかあのタコが人間になるなんて。」

ニヤリと怪しい笑みを浮かべだ彼。

その手にはケータイがあり画面には先ほど取った殺せんせーがベッドに寝ている写真があった。

「とりあえず、カルマ君は学校に戻りましょう。

みんな待っているみたいですし、イリーナ先生にはここにいてもらうので。」

「オッケー。

それよりさ気になってたんだけど、あんたいったい何者なの？

なんか、普通に考えてありえないことばかりの連続過ぎて、ある意味追いつかないんだけど。」

「私ですか？

それは、私はただの犬ですよ。

種類は黒の豆柴で、野良生活を送ってました。

最後の死に場所を求めて、あの校舎に来ましたが、まさかあそこであの先生に拾われるとは思ってませんでした。

まあそんなわけで、殺せんせーを助けるため神様にお願いして、今の姿になったまでです。」

「ふ～ん

本当のことは話す気ないんだ。」

「今までのが全てが本当ですよ。

さあ、戻りましょうか。」

納得していないカルマ君だったが、私は彼を旧校舎に連れて行った。