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パパを救う為に ページ26

けれど、それはパパが超生物だから覆すことのできない問題なのだ。



だから……








「超生物としての殺せんせーが死ねば、問題ありませんか?」





「何……!?」





「烏間先生、超生物の殺せんせーが死ぬ結果になれば、貴方の立場も問題ないでしょう。

それに、それは国の暗殺にも反してはいない。


違いますか?」






「できるのか……?」





「はい。」





私はゆっくりと、地面に倒れているパパに近づいていく。





そして、パパの顔の元まで来ると、しゃがんだ。






「話は全て聞いていましたね、殺せんせー。」






「にゅう………

聞いていましたよ、クロ……」






「殺せんせー、最後は貴方の意思を確認させて頂きたい。

と言いたい所ですが、私は貴方を見殺しにはできません。

ですので、貴方の意見を無視してでも、先生を救います。」






「はい……


Aの側にいれるのなら……

そして、生徒達を見守っていけるのなら……」





パパの言葉に私は頷いた。







「お姉ちゃん、パパは助かるの?」





私はにこりと笑顔を向けると、幼い私の頭を撫でた。





「大丈夫。


そのかわり、ちょっとAちゃんの力も貸してくれるかな?」





「うん!

A、なんでもする!」






私は頷くと、自分の手をパパのネクタイの上に置く。






「Aちゃん、君の手を私の上に重ねて。」






「はい!」





私の手には小さな手が重なる。






「今から、君のパパの体の中の細胞をコントロール下に置く。

そうだね、生体コントロールとでも言っておこうか。


体内環境を支配して、生体内を変える。

人間のそれと同じように。


完全な一致は難しいけど、ある程度は上手くいくから。」





力強く頷いた彼女。




その真剣な瞳を見る。





「大丈夫。

お姉ちゃんに任せなさい!」







直後、パパの体は眩い光に包まれていった。

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沖田瑠美亜(プロフ) - 分かったですヽ(^o^)丿 (2017年7月17日 23時) (レス) id: e81d74531a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 沖田瑠美亜さん» またかわいい子を描いた時は教えて下さい。楽しみにしています。 (2017年7月17日 23時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
沖田瑠美亜(プロフ) - はい!ありがとです(o・ω・o) (2017年7月17日 19時) (レス) id: e81d74531a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 沖田瑠美亜さん» おめでとうございます!!良かったですね。 (2017年7月17日 19時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
沖田瑠美亜(プロフ) - 壱さん» 1番でした!かけに勝ったぞー! (2017年7月17日 19時) (レス) id: e81d74531a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年6月3日 23時

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