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変身 ページ18

「Aの作るエネルギーの塊と二代目死神の触手との合わせワザだ。



これで、奴も……」








その場にいた誰もが、きっとパパは……殺せんせーはダメだと思っただろう。





太刀打ちできない攻撃を目の当たりにすれば人間そう思うはずだから。




けど







「何だ、その光は……

シールドか……?」







「ちょっと早い登場になっちゃったねぇ。


まあ、いいか……」







「クロ……!?」






「ん?


どうしたの、殺せんせー。」





パパの驚いた顔に、私は心の中で笑う。





ドッキリ大成功的な。





ちょっとボケてみるか。

正体を知られるわけにはいかないしね。






「神様にお願いしたんだよ。


私を拾って助けてくれた先生を助けたいって。



そしたら、この姿になったんだ。」






目が点のパパ。






「………………!?





そ、そんなことが……」







「とりあえず、先生は下がってて。」






私は柳沢を見る。





「何だ、お前は……」






「この先生は命の恩人なんだ。


そう簡単に殺させやしないよ。」






「お前……何者だ?」






「ただの、犬だよ。

けど、今は神様が力をくれたんだ。


先生を守る為にね。」







私は地を蹴ると、二代目に向かって行った。



先にこいつをなんとかしないと。




私はポケットに入っていた、鉄コルクを数個ばらまいた。






「電撃!!」






ばらまかれた鉄コルクと鉄コルクの間を電気が繋ぎ、二代目を取り囲む。




そして、服の中に隠していた、対先生ナイフを手に持った。






「あんたを倒さないと、面倒だからね。」




「クロ、その子は私が!」





私の隣に飛んで来たパパは、私の手から対先生ナイフを取った。






「私の教え子なんです。


彼の相手は私がします。」





まあ、そうなるか。





「分かったよ、先生。


なら、私はあっちの子を相手するから。」




私の視線の先には、赤い瞳のA。





川島に洗脳され、操れられてしまった私がいた。





まさか、自分相手だとはね。




少々やりにくいけど、ここはやるしかなかないか。



私は鉄コルクを全て回収すると、こちらを無表情で見つめる小さな私に向き直った。




すると、小さなAの目が紅く光る。





来る





突如として地面にヒビが入りそこから長い木の根やツタが、伸びてうねりながら動いていた。




これは、幻術。





頭では分かっているんだけどね〜

対決→←再開



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沖田瑠美亜(プロフ) - 分かったですヽ(^o^)丿 (2017年7月17日 23時) (レス) id: e81d74531a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 沖田瑠美亜さん» またかわいい子を描いた時は教えて下さい。楽しみにしています。 (2017年7月17日 23時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
沖田瑠美亜(プロフ) - はい!ありがとです(o・ω・o) (2017年7月17日 19時) (レス) id: e81d74531a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 沖田瑠美亜さん» おめでとうございます!!良かったですね。 (2017年7月17日 19時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
沖田瑠美亜(プロフ) - 壱さん» 1番でした!かけに勝ったぞー! (2017年7月17日 19時) (レス) id: e81d74531a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年6月3日 23時

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