再開 ページ17
クロside
感動の再会。
パパは、自分の為に集まってくれた生徒達にとても喜んでいた。
それもそうだよね。
もう、会えないと思っていたんだから。
だけど、そんな幸せは長くは続かないのが現状だ。
遂に姿を表した、柳沢一味。
そして一一一一
「A………!?」
私の隣に立つパパは驚きの表情で、柳沢の横に立つAを見ていた。
「何故、Aが……」
「お前を殺す為に、協力してもらっているんだよ。
よく言うことを聞くように躾けたんだ。」
柳沢の言葉に、パパの顔はだんだん黒く染まっていく。
「Aに何をした!!」
パパはど怒りだ。
そう、あの時と全く同じ光景を私は目の当たりにしている。
私が実際に今の状況と同じ時も、パパはど怒りだった。
私は川嶋の手にかかり、洗脳されて操り人形にされていたから、何も出来なかった。
自分の意思で体を動かすことさえ出来なくて、でも意識は少しあったから、まるでテレビを見ているような感覚で、あの時はパパと柳沢のやりとりを目にしていたのだ。
多分、今目の前にいるAもそうだろう。
自分の意思で行動も出来ず、ただただ目の前の光景を見ることしか出来ない状況にいるはず。
きっとパパが傷つくようなことになっても、何も出来ないのだから。
でも、今は違う。
「二代目、A、奴を殺せ。」
「柳沢……」
紅い瞳のAはパパに向かって、手の平を向ける。
させない。
私が、パパを守るんだから。
パパに向かって放たれたエネルギーの塊。
そして、目にも留まらぬ速さで、突っ込んで来た触手。
私は、放たれたその攻撃に向かって飛び込んだ。
「クロォォォォォォォォっ!!」
背後で、私の名を呼ぶパパの叫び声が聞こえていた。
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沖田瑠美亜(プロフ) - 分かったですヽ(^o^)丿 (2017年7月17日 23時) (レス) id: e81d74531a (このIDを非表示/違反報告)
壱(プロフ) - 沖田瑠美亜さん» またかわいい子を描いた時は教えて下さい。楽しみにしています。 (2017年7月17日 23時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
沖田瑠美亜(プロフ) - はい!ありがとです(o・ω・o) (2017年7月17日 19時) (レス) id: e81d74531a (このIDを非表示/違反報告)
壱(プロフ) - 沖田瑠美亜さん» おめでとうございます!!良かったですね。 (2017年7月17日 19時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
沖田瑠美亜(プロフ) - 壱さん» 1番でした!かけに勝ったぞー! (2017年7月17日 19時) (レス) id: e81d74531a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:壱 | 作成日時:2017年6月3日 23時