クロ ページ14
行く日か過ぎた頃。
「出来ました……」
私の目の前には大量の卒業アルバム。
生徒28人分。
これでもかと、沢山のページを入れ、写真や今後の人生において訪れるであろう困難に対して私なりのアドバイスを入れたりと……
だいぶ厚みのある卒業アルバムに仕上がりました。
ふぅ。
大仕事が終わりましたね。
「ワン!」
私の足元には、クロがやって来ました。
私に構ってくれる豆シバのこの子に何か名前があった方がいいと思い、身体の色からクロと呼ぶことにしました。
クロは器用に、近くの空いている椅子に飛び乗ると、前足をテーブルに付けて二足立ちをし、じっと卒業アルバムを見ていました。
「私が全て作ったんですよ。
すごいでしょう。」
「ワワン!」
「そうですか、クロも褒めてくれますか。」
私はクロの体に触手を伸ばすと、優しく抱き上げました。
「くぅん?」
クロは私の顔をじっと見ます。
「クロ……後、私は何をしたらいいでしょう。」
そうクロに問えば、クロは体を動かし私の手から逃れると、地面に飛び降りて近くのロッカーに向かいました。
そのロッカーは、掃除用具が入っています。
「ワン!」
ロッカーに向かって一鳴きすると、クロは尻尾を左右に振ってました。
「お掃除ですか……
いいですね。
この際ですから、盛大に大掃除といきましょうか。」
私は新たなやるべき事を見つけると、早速取り掛かることにしました。
クロ、ありがとうございます。
ということで、第二幕。
大掃除
気合いを入れて初めましょう!
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沖田瑠美亜(プロフ) - 分かったですヽ(^o^)丿 (2017年7月17日 23時) (レス) id: e81d74531a (このIDを非表示/違反報告)
壱(プロフ) - 沖田瑠美亜さん» またかわいい子を描いた時は教えて下さい。楽しみにしています。 (2017年7月17日 23時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
沖田瑠美亜(プロフ) - はい!ありがとです(o・ω・o) (2017年7月17日 19時) (レス) id: e81d74531a (このIDを非表示/違反報告)
壱(プロフ) - 沖田瑠美亜さん» おめでとうございます!!良かったですね。 (2017年7月17日 19時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
沖田瑠美亜(プロフ) - 壱さん» 1番でした!かけに勝ったぞー! (2017年7月17日 19時) (レス) id: e81d74531a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:壱 | 作成日時:2017年6月3日 23時