9日目 ページ9
怒涛の入学初日から数日経って、私も段々男の子だらけの生活に慣れつつある。
相変わらず4人とは仲良しで、休み時間はずっと一緒に居て、帰りも一緒に帰る。もう側にみんなが居ないと少し寂しくなるくらい。
あと、先輩組も相変わらずで、連絡も取り合っているからか前よりは話せるようになった気がする。
仲良し4人の目を盗んでは3人一緒に来たり、誰かが1人できたりしている。
壱馬さんは今では頼れるお兄さんだし、翔吾さんも私のことを心配してくれる過保護さんだ。
北人さんは前と変わらず、会うたびに遊びに誘われる。その度に2人に怒られて連れて行かれるんだけど。
そんな毎日を送っていた私に最初の試練が待ち受けていた。
『うぅ……しんどい…お腹痛い…』
鈴木「大丈夫…？トイレ行く？」
長谷川「バカ、そう言うのじゃないって」
龍「ここ男だらけだしこういう時大変だよね…」
後藤「とりあえずあまり冷やさないようにしなきゃ」
そうです、私、絶賛女の子の日中なんです。
しかも、症状が重い方で…お腹はもちろん、腰も頭も痛くてもう立ち上がるのもしんどい。
さっきからずっと机に突っ伏してしんでます。
隣で拓磨くんがずっと腰を擦ってくれててもう惚れそう。
なんでも、妹さんが居るからこういう時の対処法はなんとなく分かるんだそう。
でも、このままじゃ絶対授業なんて集中できないよね。先生方にも迷惑かけちゃうし。
『私、保健室行ってくる……』
後藤「立てそう？保健室まで連れてくよ？」
『大丈夫。もう少しで授業始まるし…』
鈴木「保健室に辿り着くまでに倒れそうなんだけど？」
龍「ほんとだよ…俺らに大人しく送られてください？」
『…ごめん、ありがと』
長谷川「歩ける？」
『うん、歩ける』
長谷川「じゃ、俺の腕にちゃんとしがみついて歩いてね」
言われた通り慎くんの腕に掴まって歩く。
右には慎くん、左には龍くん、後ろに昂秀くんと拓磨くんが居る。多分、私がもし倒れても大丈夫なように囲んでるんだと思う。
みんなには迷惑かけちゃったなぁ。
女って月1でこれがあるからそのうちウザがられて、みんな離れて行っちゃったりして…
あー、だめだ。余計なことは考えちゃだめ。
4人に支えられながらやっとの思いで保健室につく。
授業もあるし、ここまででいいよと言って4人には戻ってもらった。
そういえば保健室入るの初めてかも…
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しえる(プロフ) - ゆーさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2022年11月27日 18時) (
レス) id: 5fed48b217 (このIDを非表示/違反報告)
あり - 続きが気になる 気長に待ってます。 (2022年11月15日 1時) (レス) id: e4e29e7d94 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 続き楽しみに待ってます。 (2022年10月31日 13時) (レス) @page3 id: 411e2cf0cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - めっちゃおもしろいです！！更新頑張ってください！！ (2022年10月30日 21時) (レス) @page3 id: 4cf41fec0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しえる | 作成日時：2022年10月30日 16時
