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6日目 ページ6

吉野side

休み時間になって自販機に飲み物を買いに行くと職員室の前で陣先生と話してるAちゃんを見かけた。


目くりっくりだし、髪は真っ黒で綺麗だし、肌も白いしほんとに可愛いなぁ。
俺のものにして他の女みたいにグチャグチャにしてやりたい。










岩谷「あ、Aちゃんやん」



吉野「っ…!びっくりした…翔吾か…」



岩谷「ごめんごめん笑 …北ちゃんが女の子に一目惚れなんて珍しいんやない?」



吉野「は?別に惚れてないし。ただ可愛いなって思ってただけ。」



岩谷「へぇ…俺はAちゃん気になるけどなぁ」










女なんて所詮俺の顔に寄ってくるだけ。
どうせ中身なんて何一つとして見てない、外見だけで好き好き言ってくる単細胞。

だから女の子とは遊んでもそれ以上の関係にはならない。
自分から好きになることも絶対にない。



Aちゃんだって顔は可愛いけど、実際のところその辺の女と一緒だろうし。

こんな男しか居ない高校に入学してきたってのが答えじゃん?
よっぽどの男好きじゃなきゃこんなとこ来ないでしょ。


所詮女なんてみんなイケメンな男と付き合うってことしか脳がないバカな生き物なんだよ。










長谷川「陣先生〜化学室ってどこですか〜」



陣「化学室はな、2階の一番端っこの教室や」



長谷川「ありがとうございまーす!Aも一緒に行こ?」



『あ、でも私授業の物何も持ってきてない…』



長谷川「かと思って俺が持ってきた。早く行くよ、昂秀たちは先に行ってるって」



『わっ、ありがと、慎くん』










誰あの男。クラスメイト?いつの間にあんなのと仲良くなったんだろう。

なんか分かんないけど凄くイライラする。
最初にAちゃんを見つけたのは俺らなのに。なんで俺らより仲良くしちゃってんの。


自分でもこれがどんな感情なのか理解できない。

心の中では女なんてどうせって思ってるのに自然とAちゃんを目で追ってる自分がいる。




もしかして翔吾の言うとおりの俺はAちゃんのことが…










岩谷「北ちゃん、ほんまかわええな?」



吉野「それどういう意味だよ…」



岩谷「ま、ええんやない?そのうち嫌でも気付くやろ。」



吉野「マジで何言って…」



岩谷「さ、俺はAちゃんと少しでも仲良くなれるように頑張ろかな」



吉野「ちょ、翔吾…!」











翔吾の言いたいことも俺の気持ちも全然分かんない。分かりたくもない。

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しえる(プロフ) - ゆーさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2022年11月27日 18時) (レス) id: 5fed48b217 (このIDを非表示/違反報告)
あり - 続きが気になる 気長に待ってます。 (2022年11月15日 1時) (レス) id: e4e29e7d94 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 続き楽しみに待ってます。 (2022年10月31日 13時) (レス) @page3 id: 411e2cf0cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - めっちゃおもしろいです!!更新頑張ってください!! (2022年10月30日 21時) (レス) @page3 id: 4cf41fec0c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しえる | 作成日時:2022年10月30日 16時

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