私の青春ハイスクール

3日目 ページ3

教室に入ったのは良いけどとても視線が痛い…

運良く一番後ろの端の席であまり目立たないからそこはラッキーだけど、もうこの空気しんどい。


私ずっと孤立して生活してなきゃいけないのかな…それは辛すぎる。死んでしまうよ。










長谷川「ねぇ、顔死んでるよ？」



『え…？』










あまりの居心地の悪さに顔を下げていると前の席の方から声をかけられた。










長谷川「ま、女の子1人だしそんな顔になってもしょうがないか〜…俺長谷川慎。よろしくね？」



『あ、私は市川Aです…よろしくお願いします』



長谷川「Aか！俺のことも慎って呼んで良いから！てことで俺ら今から友達ね」



『…へ？』










あまりに唐突な友達宣言に思わず間抜けな声が出てしまう。

当の本人はえ、なに？みたいな顔して見てくるし…どうすればいいんだろ。

これは素直にうんって頷くべき？頷くべきだよね、分かってる。少しでも話できる人作らないとほんとに孤立しちゃうもん。










『…友達、ね』



長谷川「えー、なにその微妙な返事！」



鈴木「ちょっと慎ばっかずるいって！俺も友達なる！」



龍「俺も俺も！」



後藤「俺も友達なりたーい！」



長谷川「ちょっ、っるさい！A困ってるから」










突然慎くんの横から出てきた3人にびっくりしつつも、とりあえず会釈をしてみる。

最近の男の子ってみんなこんなフレンドリーなものなの？


凄いにこにこしながら私のこと見てくるし、友達になるしかないじゃんね。
見る限り悪い人たちではなさそうだし……











『よろしく、ね？』



鈴木「うわ、かわい…俺鈴木昂秀！」



龍「阿多龍太郎！龍って呼んで？」



後藤「後藤拓磨です！よろしく！」



長谷川「騒がしくてごめんね、毎日こんな感じだけどこれからよろしく」










ほんと今日はハイカロリー過ぎてもうお腹いっぱいだよ。

でもなんとか友達ができて良かった。
この4人ならずっと仲良くしてくれそうだし、なにかあったら助けてくれそうだし、一安心かな。


初日からどうなることかと思ったけど楽しい高校生活になりそうかも。

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