私の青春ハイスクール

2日目 ページ2

川村side

与那嶺「ねぇ、僕15分に職員室に資料取りに来てって言ってたよね？」



川村「ほんまにごめんなさい」



与那嶺「別に良いんだけどさ、はい。これ目通しておいてね」



川村「ありがとうございます」










この高校初の女の子にテンション上がり過ぎて与那嶺先生に呼ばれてたの忘れとったわ。

与那嶺先生温厚そうに見えて怒ったら怖いから気をつけへんと。


向かいのデスクでは青山先生に怒られてる北人。
俺ら二人揃って何しとんねんって話よな。

しょうがないやん、女の子見つけちゃったんやもん。










与那嶺「次からは気をつけてね〜」



川村「あ、先生」



与那嶺「ん？」



川村「今年入学してきた女の子って1人なんですか？」



与那嶺「えー、壱馬も女の子とか興味あるんだ？」



川村「いや、俺も男なんで興味はありますよ」










この先生俺のことなんやと思ってるん？
なんかずっとにやにやしとるし、与那嶺先生嫌やわ〜…

たしかに女絡みの話とかは3年間してこなかったけどさ。










与那嶺「今年の女の子は1人だけ。さっき先生も初めてみたけどなかなかに可愛いから争奪戦になりそうだね、壱馬頑張れ」



川村「いや、そういうつもりじゃ…」



与那嶺「さ、HR始まるよ〜戻った戻った〜」










あの先生ほんっまになんなん！

たしかに可愛かったけど…Aちゃん、だっけ。
なんか面白そうな子だったしまた近いうちに1年のとこに会いに行ってみるか…



ちなみに俺は中学も男子校で女の子の絡みなんて小学生以来全くないといっても過言ではない。

友達に誘われても女の子居る遊びとかには行ったりせえへんかったからなぁ。
これからの楽しみが1つ増えたかも。










吉野「なーにニヤけてんの」



川村「別にニヤけてへん」



吉野「そーいえば、Aちゃん可愛かったなぁ…今度会ったときは連絡先聞こー」



川村「またすぐ手出そうとするやん」



吉野「またって失礼…自分の本能に素直なだーけ。てか、翔吾ここで待っててくれるって言ってたのに居ないじゃん…！裏切り者め…」










俺の親友の北人はこう見えて女癖悪いからAちゃんには1人で合わせられへんな。

何しでかすか分からへんし、ここで男にトラウマ持ってしまったら可哀想やしな。せっかく入学してきてくれたのに。










川村「早よ行かんとHR始まるで」



吉野「うわ、時間やばっ…！」

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