出会い ページ20
私とオッパが出会ったのは私達がまだ練習生だったとき。
私は非公開練習生だったから基本1人で居ることが多くて、皆と戯れたい派の私からすれば本当に辛かったんだ。
だから、ルーキーズの子達が羨ましくてしょうがなかった。私はここに1人で居るのにって。
たまーにここに顔を出してくれた親友のマークもいつの日からから来なくなってしまったから余計寂しかったのかも。
あの日は事務所でルーキーズの子達が楽しそうに活動してるところを見ちゃって1人練習室にに戻ってずっと泣いてたんだよね。
なんで私は1人だけで練習しなきゃいけないんだろう、ルーキーズじゃない子達でも皆一緒に練習してるのにって…
そしたら私の練習室のドアが開いて…
最初はレッスンの先生が来たと思ったから急いで涙を拭いて立ち上がったんだけど…そこに居たのはクンオッパだった。
凄くびっくりした。私以外の練習生はこの部屋に入ることは無かったから。
「あっ……ごめんなさい…たまたま通りかかったら泣いてるのが見えたから…なんだか放っておけなくて…」
練習生の頃から優しくて、初対面なはずなのにどこか安心感があったんだ。
気づいたら私のことを全部オッパに話してた。
それをずっと、うんうんって頷いて聞いてくれて更に泣けてきちゃって…
マークが居なくなって以来、初めて誰かの優しさに触れて嬉しかった。
多分、私はその時からオッパに恋心を抱いてたんだと思う。
今後デビューを控えてるかもしれない練習生ながら恋愛するなんてバカみたいな話だよね。皆デビューする為に必死なのに…
でも、それくらい寂しかったんだ。人肌が恋しかった。
「僕で良かったらこれからもここに来るよ、1人じゃ寂しいでしょ？」
なんて、オッパはあの優しい笑顔で私に言ってきたっけ。
でも、オッパもルーキーズっていうのは聞いたからあまり信用してなかった。
他のルーキーズ達を見てれば分かる。
同じ練習生ながらその倍以上に忙しそうにしてるルーキーズ達。
公開と非公開っていうだけでここまで違うんだ。
メディアに出ることも多いし、一定数のファンだって既に付いてる。
ルーキーズの子は私みたいな非公開練習生とは住む世界が違うんだからって。
だけどオッパは違ったんだ。
どんなに忙しくても、遅くなってもほぼ毎日私のところに来てくれた。
来れない日は連絡してくれた。
クンオッパは私の唯一の心の支えだった。
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しえる(プロフ) - kurumuさん» 天才だなんて嬉しすぎます(；；)これからも頑張ります！！ (2021年4月1日 12時) (
レス) id: 5fed48b217 (このIDを非表示/違反報告)
kurumu(プロフ) - 主さん天才ですか!?最高すぎます!!!!!!(号泣) (2021年3月31日 17時) (レス) id: 9e28d141b9 (このIDを非表示/違反報告)
しえる(プロフ) - ヨンさん» クンがメインの小説が無さすぎて作っちゃいました！キュンキュン要素多めで更新頑張っていきます(*´ `) (2021年3月28日 0時) (レス) id: 5fed48b217 (このIDを非表示/違反報告)
ヨン(プロフ) - クンがメインの小説を待ってました！もう最初からキュンキュンしちゃいます笑 これから更新を楽しみにしています(^^) (2021年3月26日 22時) (レス) id: 081021e56b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しえる | 作成日時：2021年3月26日 6時
