検索窓
今日:18 hit、昨日:6 hit、合計:3,886 hit

第15話 ページ23

坂田side


「やっばっ!遅刻した…!」


絶対うらたさん怒ってるやん!

とにかく待ち合わせ場所まで行かんなん…!

あ、言い訳どうしよ…


「う〜ん…」


と頭をひねりながら考える俺

そしてハッとなり


「歩いとったらダメや!」


また走り出す

さっきからこれを何回も繰り返している

言い訳…あ、目覚まし壊れましたでええやん!

多分うらたさんバカやからバレんやろ←

事をこんなにも簡単に考えていた数分前の俺を今全力で殴りたい


「遅せぇよ」

「ほ、ほんまにごめん!目覚まし時計が壊れとってん!?それで起きれんくて…」

「そうか…なら仕方ないな」

「うらたさん…!」パアアア

「なんて言うと思ったか坂田あああ!!」

「い"っ…す、すねを蹴るのは…反則や…」バタッ


くっ…まさかバレるとは…

僅か痛みが残っているすねを擦りながらよろよろと立ち上がる


「よし、ほんなら行こか!」

「立ち直り早いな…」


うらたさんがなんか言ってるけどそんなの無視や無視←

そんな呑気な事を考えながらそらるさんの家に行く

と、たまたま横に視線を移した時に視界内に入った大きいゲーセン


「うらたさん!」

「…行かねぇよ」

「なんで!?」ガーン

「どっかの誰かのせいで時間がないんだよ!」

「だ、誰かなぁ〜」

「いやお前だからな!?」

「えぇ!?俺が遅刻するわけないやん!
うらたさん…俺をそんな風に思って…」チラッ

「おっし、歯ァ食いしばれ」

「ごめんて冗談やん!ジョークやジョーク!!
な!?本気にせんといてやぁ笑」

「そうだよなぁ、坂田がそんな嘘つくわけないもんなぁ」

「そうやって!」

「いやぁ、坂田のこと疑ってたわぁ」

「もぉー、酷いなぁうらたさんは笑」


アハハと笑いながら必死にうらたさんからの説教を免れようとする

傍から見たら変人やん、これ…

そして俺はずっと気になっていた事を質問した


「ところでうらたさん」

「ん?」

「その手は…なに?」

「あぁこれか?これはな…」ガシッ

「あれ、うらたさん?なんで頭を…い、いだいいだい!頭割れるってほんまにごめんて!!」

「ったく…坂田のせいで時間が…」

「いや半分うらたさんのせいでも「ん?」ナンデモゴザイマセン」←


僅か痛みが残っている頭を抑えながらよろよろとそらるさんの家へと向かう

あれ、なんかデジャブ…

第16話→←第14話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
設定タグ:そらる , ギャグ?
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:闇猫少女 | 作成日時:2017年11月9日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。