２ 仕事の電話 ページ3
*
【Aside】
『クロロ、何か面白い事ない？』
今日も朝の茶番を終え、朝食を食べている
そんなゆったりとした時間を過ごしている時に口から出たのは、何気ない言葉だった
クロロ「急にどうした」
『いや、特に何もないんだけどさ』
唯、この頃やる事が無いから。と言う前に私のスマホが鳴った
『ごめんクロロ。仕事の電話長くなりそうだから先に食べてて』
クロロ「分かった」
電話に出る為に一旦席を離れた
『はいはーい。此方はAでーす。一体何の御用件で？』
？〈お主ならもう既に察しはついとるだろうに〉
きっと面倒臭い事だろうな、とは思ってるけどさ
『はぁ、ハンター試験ですか？ネテロ会長』
ネテロ〈当たり〉
当たりって……溜息混じりに発した単語は合っていたらしい
『それで？そのハンター試験がどうかしました？』
ネテロ〈その事なんじゃがな、お主に二次試験の試験官をやって欲しいんじゃ〉
『嫌です』
嫌に決まってるじゃん。試験官とか面倒臭いんだよね
ネテロ〈即答か〉
あはは
『当たり前じゃないですか』
ネテロ〈ほっほっほ。まあ、今のは冗談じゃ〉
嫌な予感がする……
ネテロ〈本当はお主が受験者としてハンター試験に挑みながら、他の受験者の事を観察すると言う役目を担った事を伝える為に電話したんじゃ〉
『は？』
予感的中……というか、もう決定事項なの？
ネテロ〈この頃やる事がなくて暇だったなら丁度いい暇潰しにはなると思うぞ。ではな〉
切れたし……こっちの事は把握済みって事ね
『まあいいや！今年のルーキーがどれ程の実力なのか見させて貰うわ！』
て、なーんか忘れているような……
『あ！まだご飯食べ終わってない！！』
『あああああ！！ご飯冷めてる！』
折角作ったご飯が……
クロロ「まあ、あんなに長電話してたらな」
クロロ、もうご飯食べ終わってるし！
『嗚呼そうだクロロ。私、仕事入っちゃったから明後日から此処いないや』
クロロ「そうか。その日なら俺も丁度仕事だ」
私もクロロもお互いの仕事は知らない。だが、お互いに相手の事を深く探らない事が暗黙の了解なのだ
『運命だね！まあ、安心してよ！クロロが寂しがらないようにちゃんと電話してあげるからさ！って痛い！』
そんな冗談を言っていたらクロロに小突かれた
クロロ「……お前の、上手い飯が暫く食えないのは残念だ」
『………』カァアア
クロロ「変な顔だな」
『ク、クロロの所為でしょ！でも、ありがと』
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アロン(プロフ) - はなさん» はい！ありがとうございますっ！はい！楽しみにしときます！ (2021年8月31日 14時) (
レス) id: ed0e3e5242 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - アロンさん» ありがとうございます！学校の都合でなかなか更新できていないのですが、頑張ります！兄は、ふふふお楽しみに (2021年8月31日 11時) (レス) id: 9bcf462fc7 (このIDを非表示/違反報告)
アロン(プロフ) - 兄ってもしや、、、あの方ですかね！うんw続き楽しみにしてます！頑張ってください！ (2021年8月31日 1時) (レス) id: ed0e3e5242 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな | 作成日時：2020年12月12日 12時
