きみの魔法 III (ページ19)

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父｢全部ぜんぶ紫耀くんのおかげだよ

さぁせっかく用意してくれた料理、紫耀くんも一緒に頂こうじゃないか｣

紫｢もうお腹ぺこぺこです笑、ありがたく！｣

｢｢｢いただきます｣｣｣

.

紫耀、君はいつも私に幸せを届けてくれる

私だけの魔法使いだって言いたいところだけど

でも、その魔法は私だけじゃなくってみんなを幸せにしてしまう

これ以上の幸せを望んだらバチが当たるかもしれない

でも、もし...

あと一つだけ願いが叶うのなら

他の誰でもない君と

ずっと一緒にいたいよ

私は君の何なんだって聞かれてもそんなの答えられない

形のないものかもしれない

馬鹿だと言われるかもしれない

叶うことの無い夢物語なのかもしれない

それでも...

私はこの気持ちにちゃんと正直になりたい

いつかみたいに皆で学校からの帰り道に

しょうもないことで笑いあって

家の近くまで肩を並べて歩いて

最後に二人だけになったら

夕焼けに照らされた道端で君にこの気持ちを伝えたい

まずはありがとうと伝えたい

君のおかげで私は本物の笑顔を見つけることが出来たから

それから好きだって

どうしようもなく大好きだって

ずっと一緒にいたい、隣にいて欲しいよ

明日の私は伝えられるかな