玉折 弐-肆 ページ5
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翌日
任務が少し遠出のため朝早くから行かなければならない同級生2人を見送り私も任務に向かう
今回は2級呪霊討伐だからそう時間はかからないだろうな
帰ってくるのは夜になるかなと考えながらも車から空を見ると雨が降りそうな曇り空だった
「 着きました 帳を下ろします 」
『 ありがとうございます 』
都内の廃病院で蠢く低級を祓いながら玉犬で目当ての呪霊を見つける
『 戻っていいよ 』
撫でてから影に戻し呪具で距離を詰めて祓った
最近は呪霊の量が多く幅広い等級の任務が課せられる
これは夏油さんがやつれてしまうのもわかる
『 …なにかあったんですか? 』
「 和泉さんから連絡がありまして
禪院さんには申し訳ないですが高専に連絡するので先に車に戻っていてください 」
和泉さんは今回雄くん達の任務に同行してたよな何かあったのか
言われるがまま車に乗りこみ補助監督さんが来るのを待つ
「 お待たせしてしまいすみません
帳の範囲を広げるにあたって1級術師の応援要請がありました 」
『 緊急事態ですか? 』
「 そうですね、対象の術式を持っている可能性が出てきたみたいです
至急とのことですので禪院さんは向かうようにと 」
『 分かりました急ぎましょう 』
術式を使うとするなら呪霊の等級が上がるな
2級と1級の差は術式の有無によって変わってくる
仮に術式を持っていたとして2級呪霊と処理されるのはおかしい
確認できなかった?それとも報告側のミス?
「 ■■県■■市なら…2時間弱で着きます
その間に内容の確認をお願いします 」
緊急で送ってもらったデータを見る
呪霊発生源は神社か
参拝客が神隠しにあったように忽然と姿を消す
『 神様系だと厄介ですね 』
「 大事に至らない事を願うばかりです 」
県境に差し掛かり都市部ではなく山の方に向かっていく
徐々に道路の幅も狭くなりちらほら見えていたビルや商業施設が見えなくなってきた
「 そろそろ到着します 」
近くになり外を見ると予想以上に広範囲な帳が見えた
『 ほぼ町の半分も!? 』
「 町と言うよりは村の一部ですね 」
ここからは車より自分で行った方が早いかもしれないな
『 道も悪いですし私一人で先に行きます 』
「 わかりました お気をつけ下さい 」
鵺を呼び空から見ると沢山の住人が避難していた
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海(プロフ) - プスメラウィッチさん» 初めまして。そうですね、本作品はオチ未定で進んでいるので今のところ誰にしようとは考えていません。ただ、貴重なご意見として今後の展開に繁栄させていければと思います! (2022年7月27日 22時) (レス) id: 4e280ef606 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年7月3日 14時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - ゆ な 、さん» 初めまして。前作に引き続き読んで頂けて嬉しいです!中々推しが被ることが無いので同担さんがいてニコニコです!!頑張らせていただきますね。 (2022年5月8日 21時) (レス) id: 4e280ef606 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ な 、 - 初めまして!前作から読ませていただいています。わたしも灰原推しなので、絡みが多くてとても嬉しいです!更新楽しみにしています、無理のない範囲で頑張ってください! (2022年5月8日 8時) (レス) id: 1db18cce8e (このIDを非表示/違反報告)
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