★ STORY262 五条家 ページ8
･･･
｢こんのバカ息子が!!!!!｣
我が家に無事帰宅した。そこまではいいんだ。
しかし外で待ち構えてた父に鶴が捕まり、上の反応となる。
三日月は移動中妹にうんざりしてきたのか私の右隣にピッタリと張り付いていた。
妹は三日月のそばによるも、話しかけることが出来ないらしい。無言の圧って凄いよね。
｢お父さん、外ですよ｣
｢そうだ父さん。中で話をしよう｣
｢怒られてる時の態度かそれが!!｣
鶴の飄々とした態度が気に食わない父さん。
鶴は怒られるだけでメンタルは崩れない。ただうるさいのが嫌らしい。
それを言ったあと父さんにうんと絞られてたけど。
｢定職にもつかず夏夜に甘えきりとは!!
父として恥ずかしいぞ鶴!!｣
｢俺も役に立ってることは立ってるんだがなぁ･･･。
夏夜、少し父さんと話してくる｣
｢じゃあ三日月に家案内してるね｣
それを聞いた妹は即座に反応を示した。
｢あ!!案内なら私がやるよお姉ちゃん!!
だからお姉ちゃんは部屋で休んでてよ!!ね?｣
｢いや私はそれでもいいんだけど･･･。
三日月はどう?｣
大胆に三日月の腕へと抱きつく妹。
鶴は父さんの部屋へ吸い込まれながら｢夏夜から三日月を引き剥がせー!!｣と叫んだ。お前･･･それ遺言や･･･。
｢じゃあ私は台所にいるわね。
三日月さんはご自由に過ごして｣
そう言って母さんは家へと上がった。
我が家は本丸と比べると見劣りするがそれなりの日本座敷ね。
｢私、もっと三日月さんと仲良くなりたいなっ!｣
出た。妹の必殺技。
上目遣いプラス自分の胸を押し付けるコンボ。
これで大半の男を落としてきたらしい。男の理性皆無すぎだろ。
｢三日月が決めていいよ｣
｢む、そうか･･･。
なら、断らせてもらおう。俺は主の近侍。
何時、如何なる時があろうと主のそばに控えて守るのが俺の仕事だからなぁ｣
三日月はいつもの笑みを浮かべると、妹から腕を離した。
｢っ!!｣
｢主。案内してはくれないか?じじいは迷子になりそうでなぁ｣
｢おっけ。じゃあこっちきて｣
呆然と立ち尽くす妹。
バックミュージックは鶴を叱る父さんの声だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 173人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミリア - 最初から読んでます!大好きな作品でこの作品のファンになりました。続きが楽しみです!リクエスト大丈夫ですか?日頃の感謝で本丸の皆で膝丸にお礼の宴話や髭切を筆頭に膝丸のお洒落をする話が読んで見たいです。今後も楽しみなので更新再開を待ってます。 (2018年8月20日 23時) (
レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 凄く気に入った作品で刀剣乱舞の膝丸成り代わり作品が大好きなので嬉しいです。リクで膝丸がブラック本丸の主男(膝丸の事情を知らない)に誘拐されるが髭切が激オコで助けに来る(膝丸は、ギリギリ事に及んでない無事)話を書いて下さい。更新再開楽しみに待ってます。 (2018年8月20日 23時) (レス) id: cd04157892 (このIDを非表示/違反報告)
羅亥魅@文アル布教したい。(プロフ) - 早く投稿して下さいお願いします（土下座） (2018年7月18日 18時) (レス) id: f2314de1fa (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 翡翠さん» ふぉあっ！？ありがとうございます！楽しんでもらえたようで嬉しいです(*´▽｀*) (2018年3月17日 22時) (レス) id: 9fa2d505ad (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 和狐音さん» コメントありがとうございます！反応が遅れてしまいすみません;;見習いの反応は自分で書いておきながら笑いましたのでそう言ってもらえて嬉しいですw (2018年3月17日 22時) (レス) id: 9fa2d505ad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：にゃんダル三世＆凛 x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年11月18日 17時
