★ STORY184 数日後 ページ40
数日後。
通常業務と宮野さんの報告やアドバイスなどを並行して行っていた優雅な昼下がり。
ちなみにあの本丸の審神者決まったらしい。
写真送られたら物凄く可愛い子が控えめに笑ってみんなと写ってた。額縁入れました。
さて、そんな話をしたいんじゃないんだ。
｢･･････えぇっと、何の用で?｣
目の前に不服そうな顔の代理人ともう1人女性がいた。
女性の方は私のことを物珍しげな目で見てた。ぶっ飛ばすぞ。
｢わ、わわ･･･ほんとに鶴丸そっくり･･･｣
｢妹ー?何やって･･････って、どうした｣
部屋から鶴も出てくる。
代理人の横の子は凄いとはしゃいでた。うわ無邪気ですね。
｢仕事に決まってるでしょ。
はい、これ。政府に多大な資金を投資してくれるお偉方の誕生日パーティーを開くんだって。
その資料。それだけ。
･･･あぁそうだ。兄の方も参加しろだって。向こうがアンタら双子見たいんだって。
じゃあね｣
ほら行くよ、と代理人は横の女性に声をかけてさっさと行ってしまった。女性は慌てて代理人の後ろを追いかけた。
手に渡された資料は5枚裏表印刷の薄いものだ。
表紙には『注意!!真名記載の為、刀剣男士の居る場で読まないこと!!』とでかでかと書いてあった。
｢仕事か?｣
｢うん、三日月を外に出すか･･･。
三日月ー、ちょっとお使い行ってきてー｣
三日月に書類配達を頼み、鶴と二人でのぞき込む。
･･････おい･･･。
印刷日、先々週のじゃんか!!
｢･･･おい、印刷日随分前のじゃないか?｣
｢ですよね鶴さん。
･･････は!?開催日3日後!?｣
｢･･･嫌がらせ、か｣
まぁ、役割分担みたいなやつ確認してこの3日後のでかい意味とか知らないと･･･。
･････････えっ?プレゼン?
見ると順番にある程度人の名前が書かれていた。
その横に小さく１日前にリハーサルをするから必要なものは持ってこいよと書いてた。
私の名前を探すと一番最後に『五条夏夜、五条鶴』と書かれていた。
｢･･････これってどういうこと?｣
｢最後のトリだ。
･･･これは考えたなぁ｣
要するに、こういうことか。
私に恥をかかせたいと。
最後は必ず物凄いものを用意しなければいけない。でも準備期間は無い。3日という短い期間での物なんてたかが知れてると。
･････････燃えろ!!
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作者名：にゃんダル三世＆凛 x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年9月23日 23時
