女王様の側に咲く花は

Gazania 6 ページ13

演技力はそこそこあるはずなのに、クラスメイトに私達…


否、私を睨んでいるところを見られるなんて…注意力散漫してるのね？


向日葵は怯えた表情を作ったので私は少し悲しげな笑みを浮かべ



｢そう、だよね。…会話した事は無かったはずなんだけど…嫌われちゃった…のかなぁ…｣



と言うとモブ子ちゃんはあわあわとしていて、なんだか可愛らしかった


まぁ、向日葵の方が可愛いんだけどね


クラスの…否、学校中の人気者の私が悲しげな笑みを浮かべてたらそりゃ慌てちゃうよね



｢そ、そんな事ないと思うよ！ただ…九条さんに嫉妬してる可能性はある…と、思う｣


｢……嫉妬？｣



モブ子ちゃんの言葉にきょとんとした表情を作るとモブ子ちゃんはこくりと頷いた


あらあら。ここまで分かられちゃってるって、悪女としてどうなのかしら？


仙城さん、結構簡単に潰れちゃうかもしれないなぁ…



｢ほら、九条さんすごく人気者でしょ？だから嫉妬してるんじゃないかなって…｣


｢…そ、っか…｣



私がしょんぼりしながらそう言うとモブ子ちゃんは私の頭を撫でた


落ち込んでなんかいないんだけどねw

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