【刀剣乱舞】事故ったら幼馴染みと山にいました【成り代わり】

第四十四話 ページ45

✼猫屋敷 彩


書き込みをした数日後

本当に見習いさんがやって来た

見た目は可愛いし

多分、男の人からしたら守ってあげたいタイプなんじゃないかな…って思う

「萌羽、と申します。まだまだ知らない事ばかりですので色々と教えてくださいね」

そう言って男士達に笑い掛けた

「……じゃあ、みんな各自仕事場に戻ってくれ。萌羽、話があるから着いてきてくれるか?」

「はい!」

主さんの後ろをトコトコと着いていく萌羽さん

丁度私の横を通り過ぎようとした時

「……何で、女が居んのよ」

『……!?』

私達に対しての暴言

それに二人は気付いてないけど、睨まれた

「どうした鳴狐。手が震えているぞ?」

三日月が心配そうに見つめる

『だい、じょうぶ……だから』

その話が聞こえたのか、膝丸も心配そうに私を見る

「もしかして…あの見習いの事か?」

膝丸にはバレていたみたいだ

これは正直に話した方が良いよね

『二人に…話したい事が…ある、から…部屋、来てくれる?』

二人は何かを察したらしく

小さく頷いた

私は自室に二人を呼び

さっきの出来事を話した

「……あの萌羽という見習い、きっと何かしてくるだろうな」

三日月が呟く

「確かに。ああいうのは私達のような奴を嫌うからな」

まあ、よくある小説とかの女の子だよねー

三人で話し合いをし、とにかく一人にはならないという事を約束した

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