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第十七話 ページ18

*審神者(海棠)side


綺麗な正座をし、三日月と鳴狐を守るようにして俺との会話を続ける膝丸

その面持ちは真剣で、三日月や鳴狐を大事に思っている事が伝わってきた

…恐らく、女体で顕現してしまったが故に大変な思いをしてきたのだろう

審神者を…人間を憎んでいても可笑しくないのに、憎んでいないと言い寧ろ俺に謝罪をしてくるなんて

……優し過ぎるだろう……


「なぜ、憎まないんですか?」

「先程も言ったが、酷い行ないをしたのは前任であって貴方じゃない。それに…人間は悪い者ばかりではないと知っているからな」


そう言ってふ、と笑みを浮かべる膝丸を見てこの優し過ぎるこの神様を…否。神様“達”を傷付けた前任が腹立たしいし同業者として恥ずかしい

三日月は鶴丸を。膝丸は髭切を見て泣いたと報告を受けた

三日月と鶴丸は他の本丸でも中が良いからそういった経緯もあって三日月を守り、そして折れたのだろう。膝丸と髭切は兄弟刀だから言わずもがなであろう


「…それで…本題はなんだ」

「!……貴女方を保護した事を報告したところ政府から、政府預かりにしたいと…」

「政府預かり…だと?」


そう言って表情を歪める膝丸。それを見て…ああ、人間に対して恨みは無くとも政府に怒りはあるのだなと思った

政府が迅速に対応していれば…否、ブラック本丸を作るような奴を採用していなければ平穏に過ごせていた筈なのだから


「巫山戯るな。私達は政府なんざ信用していない
政府預かりになるくらいならここから出るぞ」

「…そうだと思ったので勝手ながら、この本丸の刀剣にならなかった場合のみそうしろと話し合い(物理)をした結果許可を貰えました。…膝丸様、三日月様、鳴狐様。…我が本丸の刀剣になってくれませんか?」


俺の言葉に少し目を見開いた膝丸は、自分だけでは決めれないと言い三日月と鳴狐の方を向いた

まぁ、そりゃそうだよな。同じ本丸から逃げてきた仲間を置いて決断するなんて出来ないだろう


「三日月、鳴狐…(なんとか政府預かりは阻止(?)出来たけどどうする?!ここで断ったら絶対政府で実験されるぞ?!怖いっ)」

「…ふむ(いや、琉華…膝丸は落ち着け。…鳴狐、大丈夫か?)」

「……(だ、だいじょばないぃいいいっ)」

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(プロフ) - 夏蜜柑LOVEさん» 十九話にも書いてありますが、下ろした状態で膝裏までありますよ (2018年3月2日 14時) (レス) id: 9fa2d505ad (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑LOVE - 膝丸の髪の毛ってどれくらいの長さなんですか? (2018年3月2日 14時) (レス) id: 3f3a587f2d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ホタルさん» 作成中なので、更新が終わり次第パスワードは外しますのでそれまでお待ちいただけると嬉しいです;; (2017年5月12日 13時) (レス) id: 9fa2d505ad (このIDを非表示/違反報告)
ホタル(プロフ) - 続編のパスワード教えて頂けませんか?作成中でしたら申し訳ありません!! (2017年5月12日 10時) (レス) id: cde6d2f7b7 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜★(プロフ) - 終わりましたー (2017年4月24日 20時) (レス) id: 9874607bfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪菜&出雲&凛 x他2人 | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年3月29日 8時

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