SUPERMAN ３【Ryosuke.Y】

Office１３４ ページ34

「…心配する相手違います。」







睨んでくる涼介はいつもと比べ物にならないくらい怖いけど、








私にだってプライドはある。









私は涼介にキープされてたんだ。









涼介「は？お前、いい加減にしろ…「ｶﾞﾁｬ」」









西条「あ、ここにいた、涼介♡」









「西条さん…」









西条「ねぇ、涼介と私が付き合ってるの知ってるでしょ？…邪魔しないで。」









そういう西条さんの目は本気で。









何も悪いことしてないのに謝りそうになる。









「…邪魔なんてしてません。仕事する場所変えてるんだから。」









西条「今、こうやって会ってるじゃない。」









涼介「それは、俺が来た。Aは何も関係ない。いちいちそんな事気にすんな。」









何をイライラしてるのか、冷たく言い放つ涼介。









Aなんて呼び捨てで呼ばないでよ。









中川って呼んでたくせに。









「じゃあ、私はこれで。」









2人の横を通り抜ける。









一瞬、涼介の顔が悲しそうに見えたのは気のせい。

Office１３５→←Office１３３

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す