気づいたら好かれてました【志麻/ヤンデレ】

29話 ページ28

貴方side



朝、志麻くんが呼吸を荒くしながら部屋に入ってきた
喘息…では無さそうだったけど、どこか物苦しそうにしていた

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なぜだろう

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私はこの人を心配しちゃいけないのに
心配しちゃう心がある
大切な人、私の自由、初めて

全て奪った犯罪者なのに





彼を見て、心が苦しくなる





頭を撫でたい
けど、手錠で繋がれて動かすことが出来ない








『…志麻くん』







『大丈夫…？』



言ってしまった



志麻「っ…！」



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志麻「…なあ、A」

『…？』



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志麻「Aは、こんな俺でも愛してくれる？」


いきなりの質問だった


どうしよう


私は、彼に攫われて、けど自由はなくて…坂田くんもセンラくんも殺して…怖くて…



けど、彼の事が気になる



でも、私もいつか殺されちゃう…そんな事考えると体が震え始めた



志麻「A？」



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『わ、私は、ずっと志麻くんの傍にいるよ』




なんて馬鹿なわたしなんだ









彼に溺れてしまった







志麻「…嬉しい。ずっとまってたよ、その返事(答え)」

『え…？』









志麻「愛してるよ、A」

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