気づいたら好かれてました【志麻/ヤンデレ】

23話 ページ22

貴方side



ドアが開いた先にいたのは、私の知人

"折原 センラ"くん





彼は、坂田くんの大の親友だったような…
しかし、何故彼がこの場に来ているのか
わからない。志麻くんの家に何の用があって…？

彼は驚いた顔をして私の方を見る
私はというと、足も手も縛られているので動く事はできない。だったら
センラくんに解いてもらうしかない
そう思い、センラくんと声を上げようとした時だった



センラ「…」


彼は私を押し倒し、ポケットの中に隠し持っていたナイフを取り出したのだ
いまでも私を指す様な距離。抵抗するときっと刺さるだろう。
なんで、なんでこんな事…



センラ「なんや、志麻先輩に誘 拐されたんか？」

『せ、センラくん…』



ニコッと笑いながらナイフを突きつけてくる
彼の顔はとても楽しそうだった
どうしよう、このままじゃ殺られてしまう

志麻くん志麻くん…
と、心の中で声を上げていた



センラ「志麻先輩目当てで来たのにおらんし…それに最近は相手してやった女にも振られて溜まってんよ。先輩がここにいるのはおかしいけどぉ…ま、センラの相手になってや！」

『えっ…なに言ってるの…？』



いつもの彼とは違って、黄色の目が光って見える。
実は大学内でセンラくんは女たらしの最低男だって噂が立っていた。まさか、それは本当だったの…？

坂田くんの親友だから、そんな事はないと信じていたのに


センラ「坂田から紹介された時からずっと気になってましたよ？ふふ…すぐに癒してあげますからね」

『や、やめて…！』


ジタバタと体を動かすと、太もも辺りから鋭い痛みが走った。すぐに下を見ると切り傷があり、そこからはドロドロと血が流れていた。


センラ「うるさい。動くな」


また、太ももに傷をつける
そして、ブラウスのボタンを全部外していく
私が動くとまた、痛いのを感じてしまう

あぁ…私の体がどんどん壊れていく
また、痛いのを感じちゃうのかな

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