振り向いてくれない彼女【霧隠ラント】

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会議が終わり、それぞれが生徒会室を後にする

私も出ようとしたところで、ラントくんに一言声をかけられた







ラント「今回の怨霊の件色々と助かった。あと、威圧的になってすまなかった」

クウカ「う、うん！」





それだけ言ってラントくんは早足で外へ出た

ラントくん…またAさんの元へ行くのかな






コマカ「七雲さん」

クウカ「あ、金仁さん…」







生徒会室に残ったのは気づけば私と金仁さんの二人だけだっだ










コマカ「嘘、ついてたんでしょ？」

クウカ「やっぱり、分かっちゃうよね」








恐らく誰もが大したことの無い話と思ってたと思う

私が大袈裟にして話を持ってきたからみんな集まってきた。わたしが嘘をついてしまったせいでみんなの時間を無駄にしてしまった







コマカ「ううん、それはもういいわ。それより会長とAさんのこと、気になってるんでしょ？」


クウカ「え！？」








金仁さんにそう言われ図星になってしまう








コマカ「会長のこと諦めろとは言わないけど、会長がAさんに向けている気持ちきっと曲がったりしないわ」







そんなの分かってる


ラントくんがAさんに向けている気持ちは私には向いてくれないって


でもチャンスがあるって信じたいの







私だってラントくんが好きなの……！









コマカ「今回の件でもう無駄なことはしない方がいいわ」











そう言い金仁さんは私の肩にポンっと手を置き、生徒会を後にした

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