振り向いてくれない彼女【霧隠ラント】

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クウカ side






ツトム「会長、これが学園内で出現中の怨霊達です」






生徒会室にて

生徒会メンバーは呼び出しされ、私が言っていた怨霊達についての資料が出された






ツトム「怨霊達がいるのは事実ですが対して害にはならないかと…」

ラント「ほう…？」

クウカ「…うっ」







資料を手にするとラントくんは私の方に目線を向けた

それは私が望んでいるものではなく少し威圧的なものだった





それもそう、私が提示した資料に載っている怨霊達は実際人間たちに害を与えていない者ばかり


私はAさんとラントくんを引き離すために“嘘“をついてしまったのだ


ラントくんのイマイチな反応に気づいた他生徒会メンバーの視線は私の方に向けられる



一人を除いて







コマカ「…ですが会長、いくら人間に害はないと言っても怨霊は怨霊です。いつか暴れる可能性もあると思います。ですので対策は得た方がいいかと…」

クウカ「っ！」







金仁さんが、私の味方をしてくれた




…どうして？









ラント「…金仁がそう言うのなら、対策を考えよう」










金仁さんの一言により、そのまま怨霊達の対策について話が進められた


私はずっと金仁さんが庇ってくれたことが不思議に思っていたまま、会議は終わった

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