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「私、ラントくんと出会ってから毎日たのしいよ」
ラント「!」
「最初は怖い印象もあったけど、話していくうちにラントくんはいい人だなって。私の相談乗ってくれるし話も我儘も聞いてくれる……」
Aが突然、私との思い出を語り出した
それは俺も全部覚えていた出来事ばかりで俺の思い出でもあった
話を聞いていくうちに辛い感情は消えていった
「ラントくんと出会っていなければ、今頃こんな楽しい学園生活送れていなかったと思う。ありがとう」
ラント「どうしたんだ、急に」
これ以上俺を乱さないでくれ
君への感情が止まらなくなる
「ラントくん、何かあったら私に相談してほしいな。頼ってほしいんだよ」
ラント「A……」
手に込められる力が強くなった
こちらを見てくる瞳も嘘偽りのない真っ直ぐな瞳
とても綺麗だった
あぁ、君はそうやって俺をどんどん好きにさせていく
ラント「ありがとう」
俺も覚悟がついた
A、君を諦めないよ
必ず気持ちを伝えよう
ラント「今まですまなかった」
「本当だよ!色々心配したんだからね!」
その後軽い説教を受けて仲直りをし、その日はまたいつものように一緒に帰った
Aに説教される日が来るとは…面白いがこれもまた一つの思い出だろう
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