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なんだてめぇ ページ28
No side
「本日実習のアドバイスをくれるくノ一の如月だ。」
『わたしです』
ある日の四年生の実技授業。
この日は四年生の学年合同の実技授業だったのだが、
なぜかAが”ゲスト兼アドバイス係”として参加している。
三木ヱ門「(なんでA先輩が……？？？？)」
喜八郎「先生方も変なこと考えるもんだねぇ。A先輩を呼ぶなんて」
「そこ、聞こえてるぞ！」
喜八郎の声がちゃんと届いたのか、四年生の実技教師は喜八郎を注意する。
『三年間休学してたからって舐めないでよね〜これでも五年生までは倒せるんだから』
「「(説得力ねぇ……)」」
この間まで風邪で弱っていたのに、
今も病み上がりの授業だって言うのに
たしかに四年生と六年生とで二つ歳離れはしといるが、それ以上に男女の差があるはず。
「今日は格闘技の授業だ。各自ペアを組むように」
そして、言われた通り四年生達はペアを組んだ。
組み方としては、
喜八郎と守一郎とタカ丸チーム。
滝夜叉丸と三木ヱ門ペア、
という形になっている。
「それでははじめ！」
教師の掛け声に、それぞれのペアがトレーニングを始める。
喜八郎「なんか、A先輩がいるとやる気出ない〜」
守一郎「ん？なんで？」
喜八郎「あんなちっちゃな体でアドバイス係ってなんか違和感ない？」
タカ丸「確かに、Aちゃんちっちゃいもんねぇ」
『聞こえてるわよ、喜八郎』
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