休学復帰のくのたま先輩【RKRN】

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『すみませ〜ん、うちの彼女が』



それを見兼ねたAが間に割って入り込んでくる。

しかし面白くないと思った男たちはイラつきを顕にしたままAにガンを飛ばす。




「んだよ。てめぇら恋仲かよ」

『はい。でも彼女もわざとじゃないので…』

「わざととかの問題じゃねぇんだよ。にぃちゃん少し彼女貸してよ」

『…それは無理あるかと』



険悪な雰囲気が漂う。

町中にいる人達がA達に目を向けている。今にでも喧嘩しだしそうだ。



「話の通じないにぃちゃんは嫌いだぜ？」

『私も戦の次にあなたが嫌いです！』

「あぁ！？」

藤内「A先輩！」



男が拳を振りかざしたその瞬間、藤内と町中にいる人達が悲鳴をあげる。

しかしAは爽やかな笑顔で華麗に交し、拳を振りかざしてきた男の腕を掴みそのまま背負い投げをした。



『旦那、暴力じゃなくて話し合い解決しようぜ』

「てめぇ！」



もう一人の男も突っかかって来た。

だがその男もAの脚に引っ掛けられ、無様に転びながら腕の間接を曲げられる。



「いってぇ！」

『人の女に手ぇ出しちゃいけませんぜ☆』

藤内「……すごい」



女一人が男二人を一瞬で降参させた。

藤内は驚きと、やはり六年生なんだなと改めて実感した瞬間だった。




『さ、帰ろ藤内』

藤内「は、はい……！」










藤内「(少しかっこよかった……)」

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