休学復帰のくのたま先輩【RKRN】

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『へーすけご馳走様！さらば！』

兵助「うぇ！？先輩！？まだデザートが…！」



兵助がそう言うもAはあっという間に消え去る。

流石は六年生と言ったところだろう。三年間休んでいたとはいえ学んだことは忘れていなかった。



勘右衛門「へ、兵助、デザートってなに…？」

兵助「？？杏仁豆腐だよ？？」

八左ヱ門「ｶﾞﾀｯ」

雷蔵「は、ハチが倒れた！」



:



A side




『はぁ〜逃げてこられた』


兵助の豆腐なんなの？確かに美味しそうだったけどあの量は人殺せるでしょ。

兵助の得意武器豆腐殺しでいいんじゃないの？



『……ま、でもお腹いっぱいになったしいっか〜！ってうわああああ！』




お腹がいっぱいになったので昼寝でもしようかと足を動かした途端、地面が下に落ちていく感覚に襲われる。

そして身体のあちこちに訪れる痛みにすぐ落とし穴に落ちたとわかった。




『いてて……』

喜八郎「おやまぁ、これはこれはA先輩ではないですかぁ」

『喜八郎…なんでこんな所に落とし穴掘ってるのよ！』



昔から穴掘り小僧という異名を持つ喜八郎は、今でも穴掘りを辞めていなかったらしい。

今でもニヤニヤと嫌な顔をしている。




喜八郎「三年前と変わらず、僕の落とし穴に落ちてくれるんですね」

『意識したわけじゃないけどね……てか助けてよ足挫いた』

喜八郎「はぁ〜い」



:



『これ何とかならないの？』

喜八郎「運んで貰っといてイチャモンですか？」

『もっと恥ずかしくない運び方してよ〜喜八郎〜』




穴から助けてくれた(喜八郎のせいだけど)喜八郎は何故か私を姫抱きにする。

おぉ〜男の子だなぁって思ったけどよく考えたらこれ恥ずかしいやつだった

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