vampire boy？3【黄 / ヤンデレ】

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『あのドスケベ吸血鬼め…ぜっ〜〜〜たい許さないんだから！！！』





2度目の起床。

外は相変わらず真っ暗でカーテンなんかする意味あるのかと思うほどに何も見えなかった。



にしても……

私はなんて尻軽女なのだろうか…2回も！るぅと会長に抱かれてしまった！しかも私の了承済みで！

仕方ない、あれは本当に仕方なかった。るぅと会長と目を合わせた瞬間、体が勝手に動いたんだ。

うん、私の意思じゃない、あのドスケベ吸血鬼(るぅと会長)のせいだ。






『朝ごはん食べにいっ………………！？！』







朝ごはんを食べに行きたい。

そう思い雑に投げ捨てられた服を拾おうと動いた瞬間、腰に激痛が走った。







『はぁ〜〜〜〜〜〜……うごけない』







腰が痛すぎて動くことすらままならない。
とりあえず服は着よう、と部屋着に着替えた。

フリルの着いたピンクパジャマワンピース。素材が良くて結構気に入ってる。

さすがお金持ち。細かいところまでお金をかけている。








『今日は寝よう…』








重たい身体をゆっくり布団に授ける。

あまりにも寝心地の良いベットなのですぐ睡魔に襲われる。

ゆっくり瞼を閉じて寝ようとしたその瞬間(とき)だった。








ｶﾞｼｬｰﾝ!!

ﾊﾟﾘﾝｯ!!








『うぇっ！？』







急に響いた窓ガラスの割れる音に、腰の痛みなんて気にせずパッと起き上がった。

どうやら割れたのは私の部屋の窓だった。

しかし、割れる要素など何処にも無いはず。この屋敷の窓は二重で造られている。

なのにどうして急に……？








さとみ「…っと」







『…え？』









暗闇から立ち上がる影。


その正体は、さとみ先輩だった。

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