私を狂わせた幼馴染 【stpr】

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『うぅ〜、寒い寒い』




家に帰り、リビングにいるとお母さんとお父さんの姿はなく机の上に封筒と置き手紙が置いてある




【莉犬くんのお父さん達と1週間の旅行に行ってきます。お金は封筒の中にあるから自由に使ってね】




置き手紙にはそう書いてあった。



……なんで言ってくれなかったんだろう？教えたら私達も行きたくなるから？

いや、まず学校があるのか




『まあいなくなったし1週間自由だな〜』




鞄をソファの隣に置いて少し眠くなったので眠ろうとするとインターホンが家に響いた


誰だろう、と思いながら玄関に向かう





ｶﾞﾁｬ





莉犬「……あっ、A」


『莉犬……』




そういや、莉犬のお父さん達とって書いてあったから莉犬は行ってないのか





莉犬「お母さん達……いない？」


『うん、いない』





ﾆｺｯと笑顔を向けてくると、莉犬がお腹を抑えてるのが見えた




莉犬は料理ができない、だから家にご飯がなくてお腹すいたのだろう






『今日は一緒に食べる？』




莉犬「うん！！」







まるでまってました！といいたそうな顔だった





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莉犬「お邪魔します！」


『どうぞ〜』





冷蔵庫から野菜を取り出そうと開けてみるが、空っぽ。ほとんど無かった





どうしよ〜……







莉犬「どうしたの？」



『家に食材がなくて……スーパー行ってもいい？』


莉犬「いいよ！Aと買い物行きたい！！」






まるで小さい子供みたいに喜んでる





2人でスーパーに行くと、莉犬が走ってカゴを取りに行った






『どうしたの、そんなはしゃいでw』



莉犬「なんか夫婦みたいじゃん！いやカップルかなぁ？」



『考えが豊かだなぁ〜』





莉犬みたいに脳内お花畑になりたかったな

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