私を狂わせた幼馴染 【stpr】

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昔、誰かが言っていた






「自分を守ろうとしないから虐められる」






そう言われたけど、私は自分なりに私を守ったよ。

不登校
これだけが私にできる事

学校に行くたびに傷が増えるなら家にいたほうがいいでしょ。家が一番安全なんだから







紗奈「Aさーん？おーい」

『……あっ、どうした？』




目の前にいた紗奈が手を振り回していた。




紗奈「Aってさ、彼氏欲しいって思ったことないの？？」

莉犬･るぅと「「！？」」






ええ、紗奈どうしちゃったの
彼氏なんていきなり過ぎる……




『い、いらない』

紗奈「うそこけ」




前まで人間不信だった私がいきなり彼氏を作るなんて奇跡だと言える。




紗奈「じゃあ、彼氏を作るならどんなタイプがいいー？」

『タイプかぁ……』




紗奈が私の机に膝をつけて首を傾げた。




『……優しくて守ってくれる人、かな？』

紗奈「Aらしーね」

『紗奈は？』

紗奈「圧倒的金持ち」





紗奈らしいわ





紗奈「じゃあさ」





次は耳元で





紗奈「あの6人はどーなの」

『ないない(即答)』

紗奈「はやっ」




私を裏切ってた奴らだし
幼馴染と付き合うのは私の趣味には合わない

どうせなら新しく出会った人と一緒になりたい




紗奈「でも、あの6人はAに気がありそーだよ？」

『そうかなぁ』





私の予想だとさところ辺りは彼女いそうだけど





紗奈「まあ、Aは私と結婚するってことで」

『うーん……悪くは無いかなw』





紗奈が男だったら惹かれてたかもしれない






ｷｬｰ!!!!






廊下から女子の騒ぎ声が響いている
なんだろう、なにかあったのかな。






紗奈「げっ……ころん達おる」

『ふぁ』






2年生が1年生ゾーンに来るなんて先生にバレたら生徒指導室行きなんだけどなぁ。まあ、るぅりーぬに用が合って来たんだろう





ころん「Aー！」





はいきたフラグ回収
安定ですね。






「……行くなよ」ﾎﾞｿ

『……ひぃ』






女の子がそんな怖い目をしたら行けないでしょ！！






どうやって無視する？スルー？演技？






紗奈「A……？」

『……ぁ、さ、な』






私の顔色を伺って察したのか紗奈は







紗奈「Aいないよー」







私を隠してるように前に立った

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