幼馴染みの勘。【ヤンデレ短編集/すとぷり】

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ころんside





幼馴染だからって舐められすぎていた
今まで何もかも負けていた

でも、今日なら勝てる
隙ありなんだよ、さとみくん




そんなチャラチャラした性格で、Aに近づこうなんて思わないで、気持ち悪いから。





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放課後、誰もいない廊下でさとみくんを見つけた

あの無駄に高い背も、カッコつけてるようにしか見えない髪型も、仕草も、萌え袖も、全部Aを落し入れる為の罠なんでしょ？

ほんっと、見てるだけで気持ち悪い




今ちょうど手持ちにカッターあるし…







そうだ








殺しちゃおう





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針を出したままさとみくんに飛びかかった

さとみ「ん…？」


こっちを振り向いたけど、関係ない
今この場で死ぬのは君なんだから




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ころん「え…？」



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さとみ「お前ならそう来ると思っていたよ。ころん」

ころん「嘘…でしょ」



さとみくんが僕の前髪を掴んでる
そして、カッターが僕の腹に刺さってる

カッターを深くさしては何度も上下に動かす




ころん「い”っ…!?」

さとみ「ごめんなぁ、いつも俺ばっか先になっちゃって。いつも勝っちゃって」



反省する気のない笑顔




さとみ「Aってば凄い声出して可愛かったよ」

ころん「うる、さい…」





さとみ「けどな、ころん」




お前が俺を殺そうなんて絶対に無理な話だよ





ころん「そん…なのっ！」

さとみ「この状況が分からないわけ？」





また深く刺してくる






さとみ「ころん」









さとみ「死ねば？」


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7．奪い合い【さところ】END

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