幼馴染みの勘。【ヤンデレ短編集/すとぷり】

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ころんside



家に帰ると莉犬くんからLINEが来た
写真と一緒に


ころん「なんだよこれ…」


送られてきた写真には、最近誘 拐されて行方不明になっているAちゃんだった

”ジェルくんの家に行ったらこの子がいた。俺は助けられないかもしれないからジェルくんがいない内に助けに行ってあげて”


と…
どうゆうことだよ…ジェルくんの家にこの子が…？
だって、朝は興味ないって言ってたじゃないか…


…でも、この写真見る限り、ほんとだろうな
行かなきゃ…行かなきゃ

―――――――――――――――――――――



ころん「…ふぅ…ジェルくんいないよね」

そう思い呼び鈴を鳴らした
すると



ｶﾞﾁｬ


『ジェルくん!!…ってあれ』

ころん「っ…!!」



Aちゃんだ



『お兄さんだぁれ？』



嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ
ジェルくんが誘 拐なんてありえない。ありえない…
今まで僕達を騙していたって事なの…!?


『…お兄さん？』

ころん「Aちゃん逃げよ…今すぐ逃げよ!?君はジェルくんに騙されてるんだよっ」

『ジェルくんが…??だって、私とジェルくんは家族なんじゃ。』


そこまで吹き込まれてるのか
可哀想、早く助けてやりたい


ころん「ジェルくんはね…とても悪いことしてるの。君を騙してるの、君はジェルくんとはなんの関係もない、血の繋がりもないんだよ!!」

『っ…！』


言いすぎたのかAちゃんは涙を流している


ころん「…君には本当のパパとママがいるんだよ」

『…ここから出たら会える…??』

ころん「うん、会える」

『…じゃあ行く』

ころん「…っ!!ありがとう」


僕は、Aちゃんを警察署まで連れていった


―――――――――――――――――――――
ジェルside




ジェル「はぁ…片付けしてたら遅くなったな…」


遺体を処理していたらいつの間にか暗くなっていた
早く帰ろう。Aに癒されたい。浄化されたい

そうワクワクしながら家に帰ったら…けど






Aがいない。




ジェル「Aっ!?Aどこや!?」

部屋のどこを探しても
Aの姿、匂いが残ってない

なんで…なんで





すると、ドアの空いた音がした
その先にいたのは”警察”だった


ジェル「っ…」




そっか、
Aは元の家族の場所に帰って幸せになるんか

しってた
いつかこうなるんだって







これは、神様から与えられた罰なんだ



4．苺美瑠狂 【ジェル】 END

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