赤髪くんの愛情表現。【 eiji 】 (ページ10)

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『んじゃこのへんで。

質問くれた方ありがとうございました～！！』

と、カメラを止めたその時。

prrrrr 。

『んーー？』

着信音が鳴り、スマホを見てみると

《エイジ》

あー…… 絶対さっきのことやんな。うん。絶対。

『……もしもし』

[ さっきの何 ]

ほらやっぱり。

『あー質問コーナーやってて、あみだくじで当たった人にLINEで嘘告するっていう』

すると、電話の中から"はあ"とため息が聞こえてきて

[ めっちゃ嬉しかったのに ]

『…………ごめん』

[ ありえねーわー ]

"みっくーん、きいてー、Aが俺の事泣かせるー"なんてエイジが言うから

『嫌いではないけど、』

って。

いやまあね？嫌いではないから。ほんまに。

でもだからといって好きでもないけど。←

[ 好きなの？ ]

『んなわけ』

[ じゃあ何 ]

『別に、言っただけなんですけど？』

"ふーん"

そういうエイジは、じゃあいいや。って言って電話を切ろうとするから

私も切ろうとしたら、

[ あ、 ]

『何？』

少しの沈黙のあと、

" 好きだよ "

って。

『………私は嫌いや、』

なんて、ちょっと甘い声で言ってくるから、

ほんまに、ほーーーんまにちょっとだけやけど

きゅんって、した。

[ じゃーな ]

『……………うん、』

変やわ。

なんで私、顔赤いんやろ。