検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:2,400 hit

ユースケ×素直男子 ページ10

「AA〜!!!今日も可愛いっ!大好き!」

そう言って私めがけて廊下を走る私の彼氏、福田佑亮。

その走り方はまるで幼いわんこのよう………

そして私に飛びつく。

「A〜〜。スンスン…………」

「ちょ!?佑亮っ……………」

「えへへ〜、Aの匂い好き〜〜!シャンプーの匂いも……」

「ここでは言わないで!……みんな見てるし……」

そう、忘れていたかもしれないが、ここは廊下。みんなの注目の的だ。

『ホント仲いいな〜〜お前ら。ヒューヒュー!』

廊下にいた男子たちに冷やかされる。

あんま慣れてないんだよなぁ。こういうの。

佑亮は慣れてるのかな………。あ、なんか心臓らへんチクチクする

佑亮普通に対応してんじゃん。

「……ゆッ……佑亮!私、急な用事思い出したから教室戻る!」

「えっ!?あっ………!A〜〜!!!待ってよーー!」


はぁっ、はぁっ、はぁっ、………

なんとか佑亮から逃げれた。(てか脱走した)

佑亮………バカでもわかる言いがかりつけて怒ったかな…

「はぁ……佑亮。」


「………呼んだ?」

「………きゃあッ!……あれ、佑亮……?何でここにいることわかったの?」

「Aの匂いした!すぐわかった!!!」

「……………………………」

「?どーしたの?A?」

「……………うわぁぁぁん!佑亮っ………佑亮っ………」

私は思いっきり佑亮に抱きついた。
佑亮の匂い。いつもの匂いだ……安心するなぁ……

「ねぇ聞いて、佑亮。私ねさっき佑亮にヤキモチ焼いたみたい。」

「え、えええええええええええええ!!!!!」

佑亮は顔を真っ赤にさせ喜んでいる。

「ふふっ、ホントのことだよ?」

「いや違うよ!これは夢だ!A!ほっぺ引っ張って!」

「えー………ヤダ……」

私はヤダ、と言いつつも、佑亮のほっぺを軽く引っ張る。

“柔らか……可愛い……”

“チュッ”

私はいつの間にか佑亮のほっぺにキスをしていた。

「A……!?どしたのぉぉぉぉ!!?」

「佑亮、うるさい笑でも………夢じゃないでしょ?」

「うん………!夢じゃなかった……」

私と佑亮はお互い顔を見合わせ笑った。

「大好き。」

を繰り返しながら。

女子力男子×タカシ→←ユーキ×うさぎ系男子



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
設定タグ:超特急 , 短編集 , ゆのかわ   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆのかわ | 作成日時:2017年9月23日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。