新しいジェットロン (ページ5)

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笑顔のやり方ページ5

マックスストームは通路を歩きつつ、サンストームを探していた。

マックス「サンストーム、何処にいるんだろう？全然見つからないな。」

すると後ろから

サンスト「わぁ！」

天井に足を引っ掛けてぶら下がってサンストームがおどかしてきた。

マックス「なっ、サンストームか。何やってるんだ？」

驚きもせず、マックスストームは無表情でサンストームに話しかけた。

サンスト「やっぱり表情に変化はないか。」

マックス「え？」

サンスト「いや、なんでもない。何か用？」

マックス「笑顔を教えてほしいんだ。」

サンスト「笑顔？いいよ。」

マックス「笑顔ってどうやってするの？」

サンスト「笑顔っていうのはね、こうするんだ。」

サンストームは自分の口の端に指を当て、口角を上げた。

サンスト「口角を上げるんだ。」

マックス「口角を上げる？」

サンスト「あぁ、口の端に指を当てて、上に上げるんだ。やってみてごらん。」

マックスは口の端に指を当てて、上にあげた。

サンスト「そうだ。そんな感じだ。」

マックス「ありがとう。」

サンストームが口の端から指を離したマックスストームの口元を見てみると、少し笑っていた。

サンスト「え！ちょ！待って！マックスストームが少し笑った！」

マックス「え？俺、笑っているの？」

サンスト「うん！少しだけだけど、笑っているぞ！」

シースト「どうしたんだ？サンストーム。」

サンスト「マックスストームが少しだけだけど笑ったんだ！」

シースト「？！・・・それは本当か？」

サンスト「本当だ！ほら！」

シーストームはマックスストームの顔を見た。

シースト「本当だ！笑っている。」

サンスト「よかったなマックスストーム！」

マックス「ありがとう。サンストーム。」

そう言うと、また無表情に戻った。