新しい宝石 (ページ2)

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国の成り立ちページ2

サファイアは国の成り立ちを暗記していた。

サファイア「えっと、この星は六度流星が流れ、六度欠けて六個の月を産み痩せ衰え・・・それからなんだっけ？」

ダイヤ「陸がひとつの浜辺しかなくなったとき、すべての生物は海へ逃げ、貧しい浜辺には不毛な環境に適した生物が現れた。」

イエロー「月がまだひとつだった頃、繁栄した生物のうち逃げ遅れ海に沈んだ者が、海底に棲まう微小な生物に食われ、無機物に生まれ変わり、長い時間をかけ、規則的に配列し結晶となり、再び浜辺に打ち上げられた。それが我々である。」

サファイア「ダイヤ、イエロー兄さん。」

ダイヤ「長いけれど、頑張って覚えてね。」

イエロー「頑張れよ。」

サファイア「うん！」

サファイアはまた暗記を始めた。

サファイア「うーん。難しい。」

フォス「サフィー。もう寝る時間だよ。」

サファイア「あ、うん。もう寝るよ。」

サファイアは自分の部屋に行き、眠りについた。

翌日

フォス「サフィー、おはよう。」

サファイア「おはよう。」

フォス「確か、サフィーは今日、先生に暗記した部分までをテストするんだっけ。頑張ってね。」

サファイア「うん。頑張るよ。」

サファイアはテストを受けに、金剛先生がいる部屋へと向かった。