負け知らずの常勝と負けを知った常勝【黒バス×テニプリ】 (ページ45)

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試合ページ45

壊れてしまったゴールリングを手に呑気な事を言ってる火神大我に変わりテツヤが海常の監督に全面側のコートを使わせてくれと頼んだ。

海常の監督をキレる寸前。
試合は一旦中断となった。

幸村「ねぇ、Aさんゴールってあんな簡単に壊れる物なの？」

『そんな訳ないでしょ？ボルトでしっかり固定されているしいくらサビていたとしても普通ないわよ、なんて馬鹿力』

ホントに人間なのかしら？
でも彼ならできるかもね、バスケが大好きなのに大嫌いな彼なら。

全面コートの用意ができ試合が再開した。
いよいよ黄瀬涼太が出てきた。

試合は白熱していた。

『ダンクの応酬。』

幸村「なんかすごいね、、、俺初めてバスケの試合観たよ」

『猿でもできるわこんなの。バカみたいにダンク決めるなんて。』

幸村「そういえばさ、さっきからボールがあらぬ方向に曲がったりしているんだけどあれは？」

『あれは帝光中幻の六人目(シックスマン)』

幸村「幻？」

『テツヤは影が薄い。その影を、更に薄めて手品で使われる視線誘導(ミスディレクション)を使ってパスの中継をしているの』

幸村「すごいね、でもどうしてパスだけなんだい？」

『バスケにおいて1番存在感があるのはボール。ボールから視線を外すことは出来ないわ。だから彼は自分以外を見るように仕向けているの。』

幸村「へー」

誠凛監督「なんでそんな大事な事を先に言わないのーーー！！！」

誠凛の監督さん？の声が響いた。女子生徒が監督？

黒子「すみません。聞かれなかったので」

誠凛監督「聞かれないと何もしゃべらんのか己はー！！」

言ってなかったのね、、、

効果が薄れているせいでどんどん点差は開いていくもう誠凛に勝機はない

『テツヤ！！』

事件が起きた

黄瀬くんの手がテツヤに当たり出血した
テツヤはベンチに下げられた

幸村「これからどうするんだろう」

『テツヤのミスディレクションは効果がほとんどないし今は回復を待つしかないわ。誠凛ピンチね？「大丈夫だっつてんだろ？ダアホ、またには先輩の言うこと聞けや殺すぞ」！！』

笑顔で物騒な事を、、、あの人が主将さんかな？怖っ！
誠凛の監督さんが的確な指示を飛ばしていた、すごいな

第４Qテツヤが復活した。
そして、火神大我が黄瀬くんの弱点はテツヤだと言った

『半分正解だけどまだ足りないよ火神大我くん。黄瀬くんの弱点はテツヤを含むキセキの世代なのよ』

そして、ブザービートで試合は終わった。