過去・赤司覚醒 ページ31
今日私たちは3年になった。
バスケ部には相変わらず多くの生徒が入部希望してきた。
『ん〜今年はイマイチかな〜』
桃井「A!今年の入部希望者はどう?」
『さつき。まぁまぁかな?人数はいるけど能力はお世辞にも高いとはいえないよ。』
桃井「じゃあ、これからに期待だね!」
『そうだね』
去年の成績は全中優勝。
そのためか去年より多くの入部希望者が出た。
今年も振り分けテストをやってるか1軍に来そうなのはいない。
私たちが引退したあとの帝光はどうなるんだろ?
でも、私には関係ないや!
暫くして監督が倒れた。
もう監督復帰は見込めない。
そして新しく監督になったのは1軍コーチだった真田さん。
真田さんが監督になってからどうも大ちゃんの様子がおかしい。練習にこないことがあった。さつきも私もきーくんも顔には出さないけどみんな心配していた。
ある日、真田監督の口から驚くべき言葉が放たれた。
真田「青峰はこれから練習にはこない」
「「「『!!!』」」」
『か、監督、それはどういう?』
真田「他の者もだ。試合にさえ勝てれば練習にはこなくていい。以上だ」
『そんな、、、』
勝てればいい、、、?
練習しないで勝てるわけない。
だけど私の考えは覆された。
キセキの世代は練習なんてまともにしていないのに勝ち続けた。
そして昔みたいなチームプレーはどこにもなかった。圧倒的な力。これが彼らキセキの世代。
試合後むっくんが練習に参加したくないと言い出した。
『どうして?』
紫原「勝てれば練習に参加しなくてもいいんでしょ〜?だったら俺、めんどくさいし〜。それに今まで赤ちんには敵わないから言うこと聞いてたけど今なら赤ちんにも負ける気しないし〜」
赤司「なんだと、
いいだろう。俺に勝てたらお前の言い分を認めてやろう」
こうして赤司くん対むっくんの1on1が始まった。
試合は、
むっくんが優勢。
赤司くんが負けるかもしれない。
すると赤司くんの動きが止まった、このままではむっくんがゴールを決めてしまう。そうすればもう後がない。
『赤司くん、』
バシッ
紫原「!!!」
赤司「勝者は全て肯定され、敗者は全て否定される。」
『え、、?』
赤司「全てに勝つオレは絶対に正しい」
赤司くんの目が変わった気がした。
そして雰囲気もまるで別人。
そのまま赤司くんはゴールを決めた。
赤司「調子に乗りすぎたな。ボクを怒らせるな。 僕に逆らう奴は親でも殺す。」
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作者名:ゆう | 作成日時:2015年4月23日 2時