突然の裏切り (ページ14)

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ジミンside

最近はツアーで忙しく、久しぶりにAに会った。

「最近忙しそうだね」
とAが言うと、
JM「そうなんだ」
と返した。

続けて僕は
JM「最近ユンギヒョンとはどうなの」
と聞いた。

「別に変わらないよ。今でもラブラブ」
とAは言った。

けど僕はすぐにAが嘘をついていることがわかった。

だって好きな人のことだから。

無理して笑っているように見えた。

だから僕は
JM「A、嘘ついてない？」
と聞いた。

「ついてないよ」
Aが言う。

でもどこか苦しそうで助けを求めてる感じがした。

ねぇ君は何に苦しんでるの？

僕のことを頼ろうとしないことでAと僕の間に壁があることを思い知らされた。

だから僕は
JM「そっか。何かあったら相談してね」
と気づかない鈍感なフリをした。

「うん…」
とAは返事をした。

それからAは
「もう5時だから帰らなくちゃ」
と言って僕の元を離れお店から出た。

もっと僕を頼って欲しい。
もっと僕を見て欲しい。
なんて考えながらAの背中を見つめる。

自分でも呆れるほど未練がましい奴だと思った。