3話 ページ5
.
「いぶちゃんは、それなに?」
「枝豆」
「枝豆大好きだね〜」
「枝豆は世界を救うよいずいず」)威圧
「うっ、うん…」
私もいずいずも、まだ個性は出ていない。周りの子も出てはいないが、何人かはちらほら出始めている。先刻も
『せんせー!個性でターー!!」
『まァ!おめでとう!野里くん!どんな個性なの?』
『わたげをいっぱい出す個性!!』
『凄いわねー!綿毛要らずね!」
とか言う。会話を聞いていた。隣でいずいずがいいなーって言いながら、私の服の裾引っ張って来たんだけど、可愛すぎかよ
一心不乱にオールマイトを書き続けるいずいず。この子はまだ知らないんだろうな。個性が出ない事も、辛い思いをする事も、後々凄い報われていい事が起こる事も
…私はそれまでに、生きているだろうか。ショタいずいずにキュン死にしてないだろうか
「いぶちゃんは、どんな個性が出て欲しい?」
「私?私はね…それより、いずいずは?」
「えっとね!僕はね!おーるまいとみたいな、カッコいい個性が欲しい!キラキラしてるの!」
身振り手振りでわーっ!と話すいずいず。花が咲いた様な笑顔が眩しい。煩悩にまみれた心が踠いてる。純粋過ぎてシンドイと
……………それでも最高かよ
.
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:咲呉乃 | 作成日時:2019年1月13日 12時