おかえり、エジョン【２】 (ページ5)

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今日はウィンターアルバムのサイン会だ。初めての10人でのサイン会に私はわくわくしていた。

「エジョン、ヨジャチングの歌詞すっごくよかった！」

「本当？ありがとうございますオンニ～」

「あのねエジョン、お願いがあって。私のことヌナって呼んでほしいんだけど…」

「ふふ、ヌナの為を思ってヨジャチング作ったので沢山聴いてくださいね？」

「あ～、最高エジョン。私の彼氏になって」

「ふふ、もうなってるでしょヌナ～？」

最近何故だかヌナと呼んでほしいと言われることが増えた。もう髪もショートボブに近くなっていて、女の子っぽさが出てきてるはずなんだけど。

ヌナと呼ばれたそのオンニは満足そうに次のメンバーの所へ移っていった。

「オンニ！」

「あ、ヨンジュ～久しぶりだね？」

「覚えててくれたんですか！うわぁ、エジョンオンニに会ったら毎回泣いちゃうかも…」

「泣き虫だねヨンジュは～」

私の初めてのサインの相手で、励ましてくれた人なのに忘れるわけが無い。きっとこれからも、一生忘れることはないと思う。

「オンニ、私実はスホオッパのファンなんですけど、最近スホオッパと絡みが少ないなあって寂しいんです」

「あ、本当？でもこの間オッパと東方神起の先輩たちとご飯に行ったよ」

「え！オンニ東方神起とも仲いいんですか？うわぁ、さすが顔が広い」

私がひとりで会いに行くのが怖くて(特にチャンミンオッパ)ジュンミョンオッパをほぼ無理やり誘って連れていったんだ。結果的に楽しかったから良かったんだけど。

「オンニのインスタいろんな人が出てくるからとっても見てて楽しいんです。更新楽しみにしてます！」

「ありがとう、またねヨンジュ～」

今日は最後は笑顔で手を振ることが出来た。手が空いたから、ファンの方に向かって手を振る。

その時ぱちりと一人の女の子と目が合う。多分、同い年くらい。ウインクして投げキッスをしたら、顔を真っ赤にしてた。

「エジョン…さっき、」

「あ～、さっきの！ふふ、びっくりしました？目が合ったから」

「どうしようエジョンみたらドキドキする～、チャニョルのファンなのに…」

「チャニョルもいいけど私もどう？」

CY「ヤー、口説くな！」

またその子にウインクをしたら、隣のチャニョルに怒られてしまった。